日本語と少年サッカー

広く日本語に関わることとサッカーについて

スタメンになるのに凝ったことはいらない


華やかな技は華やかな人たちのもの

子供に技術を身につけさせようと、本やDVD、ネットを漁って見つけた技を練習させること。

うちも沢山買っている。これ自体はよいことだと思う。しかし間違えてはいけないのは、試合に出るためなら、華やかなプレーはいらないということ。DVDとかを見ると、格好良くて美しいプレーが紹介されていたりするけれど、実際の小学生の試合を見てみれば、そのようなプレーをしなくとも、相手を抜くことはできるのがわかる。それどころか、華やかなプレーは、Jリーグや日本代表でさえない。海外のリーグだと、まあ、ネイマールやクリロナの試合を見ると頻繁に華やかなことやっているのだけれど、特別な人たちだから良い子は真似できない。華やかな人たちだから華やかな技を使って良いのだろうなぁ。

だからスタメンになるには、シンプルな技術をしっかり自分のものにした方が良いというか、それをしなければ試合には出られない。

それでも、やはり手本はいるので、親が自ら見本を見せられるか、技術習得のためのスクールに通わせるのでないならば、DVDやネットで動画を見ること自体は意味があると思う。親が手本をできたりスクールに通わせていても十分意味はあるだろう。

マルセイユルーレットの誘惑

しかし、何度も繰り返すけれど、華やかなプレーは試合に出るには必要ない。マルセイユルーレットをDVDやネットで見たら、そりゃあ子供にやらせたくなるし、それは小学生でもできる技だけれど、使う場がない。たいていの場合、他のシンプルな方法の方が速く抜けるはずだし。うちの子のチームのトップ下がルーレットできるようになった時は、その子は試合で何度も出すし、他の子もやり始めたが、まあ、コーチは最初のうちは許容していたが、直ぐに「それ、今いるのか?」と言うようになり、流行は廃れた。小学生の試合でルーレットを使うことは相手を抜く技としては中々効果のある技ではある。ただ、狭いグラウンドでそれをグラウンドの真ん中でやると、どうなるのかということなのだろう。

シンプル イズ ザ ベスト

結局、小学生で何とかして試合に出ようとしている子供には、シンプルな技を1つでも多く身につけることが一番である。凝った技もやりたがるから練習させるけれど、やはり顔が上がらずにボールを見過ぎてしまっている。相手を抜くことではなくて、技を成功させることが目的になってしまうと、敵は容易に足を出して止めることができる。相手を見て、シンプルで良いから適切な技を繰り出せるようになる方が、試合に出るための近道であると思うので、華やかな技は自主的にやりたければやらせているが、シンプルなものは自主練習の中でやるようにさせている。