日本語と少年サッカー

広く日本語に関わることとサッカーについて

試合に出られるBチームと出られないAチーム


親としては非常に悩ましい問題であるけれど、子供は意外に適応できていたりする。これは子供の性格や周りの環境というかどんなチームかということも関係してくる。
でも親にとってはやはり悩ましい。これ、本来は子供の問題なのであるが、親として気になって仕方がない問題である。親自身の虚栄心というかプライドというか、そういうのが抑えようにも出てきてしまうので。

名を取るか実を取るか

大人数のチームになると公式試合のための編成として、Aチーム、Bチームと分けることがある。分けておいて大会にはAチームしか参加しないというケースもあるが、AB両チームがエントリーするケースもある。
後者では、Aチームになった場合にスタメンや交代要員になれないと試合に出られないがBチームにいるのであれば試合にフル出場できるということが起きる。ここに、試合に出られるBチームに所属するのと試合に出られないAチームに所属するのではどちらが良いのだろうかという問題が生まれる。

結局AチームでもBチームでも葛藤が生まれる

このようなチーム編成は、Aチーム、Bチームどちらになっても、両チームのボーダーラインに属する場合は、子供だけでなく親も複雑な感情を持たずにはいられなくなる。大抵の場合、コーチがどちらにするのかを決めるので、子供の希望、自分の希望ではどうにもならない。これはAチームでスタメン確定の子とその親には分からない感情である。
しかし、Aチームのスタメンといえども常に安泰というわけではなくて、新規加入者や下の学年から上がってきた子に突然ポジションを奪われる こともしばしばある。子供はともかく親は自分の子が出られなくなるのは寝耳に水で、ある日の試合から突然自分の子がスタメン落ちしたり出られなくなったとしたら、その衝撃と焦りは非常に大きなものとなるはずだ。この場合、親は何としても自分の子をAチームのレギュラー奪還を目標とすると思う。こうなると、子供の意思とは違うところでいろんなことが起こる。本当は、自分の子がどうしたいのかが一番重要なのだけど、これは多分子供本人にも決めようがないもののはずだ。試合に出たいけれど、元々のAチームの子たちと別行動となるのは嫌だみたいな感情は、小学校高学年ならあっておかしくない、というよりあって当たり前と考えた方が良い。
この問題にそもそも正解はない。しかし試合には試合でしか得られない経験があるので、出場することは非常に大切である。他の子のプレーの見学ばかりでは、やはり上手くならないし、精神的な発達もない。
しかし一方で、緊張感の違いや、コーチの戦術的な話のレベルなど、Aチームでしか得られない経験もあるだろう。

うちの子の場合

難しい。うちの子の場合、Aチームでのスタメン半の状態で、スタメンでフル出場することもあれば、途中交代や後半から出たりという状態であり、Aチームで出られない子よりは恵まれているとは思うが、スタメンフル出場の子と比べて劣る面は何なのだろうと考えてもよく分からないではいる。逆にポジションは違うが、いつもフル出場している子よりもうちの子の方がもっとできるぞという考えが先に立ってしまったりする。これはどうしようもない感情だけれど、しかし折り合いつけるのは難しい。

結局は子供の考え優先

子供本人も分からないだろうとはいえ、やはり子供の考えで親は動くべきだろう。子供がBチームで試合に出ることを望めばそれを、Aチームで試合に出ることを目指すならばそれを実現できるように親は考え、動くしかない。分かっているけれど、悩むところではある。