日本語と少年サッカー

広く日本語に関わることとサッカーについて

成長のタイミングによる能力差を子供に説明するか


4月生まれの子が4月にできたことが、10月生まれの子が10月にできていれば、成長に伴う能力という意味では、同じはずである。

しかし、5月に試合があったら、同じ成長をたどる子がいたとして、その時点では4月生まれの子の方ができることが多いので、4月生まれの子が試合に出る可能性は高く、10月生まれの子は控えになる可能性が高い。

この生まれ月の差は、成長期が始まるころまで続く。

成長期に入る時期も試合に出るためには重要

成長期に入る時期は子供によって異なるので、ここでもまた、早生まれのような現象が起こる。
早く成長期に入った子は、早く大きくなる。

4月生まれで早く成長期が来た子は、小学生のサッカー選手としては、最高の条件が揃ったことになる。
まあ、サッカー選手に限らないと思うが。

数年後になくなる差

皆の成長期が終れば、これらのアドバンテージはなくなるから、小学生としては最高の条件というだけなのだが。

しかし、小学生時代は楽しいサッカー選手生活を送れるだろう。

そして、早生まれで成長期が遅い子は、全くこの逆となる。

時の巡り合わせはハンデにも下駄にもなる

4月に生まれて成長期も早く来たのでスタメンに入れた子が、3月に生まれて成長期のハンデもあるような巡り合わせであったら、試合に出られなかったかもしれない。

このハンデは、子供にどのように伝えれば良いのだろう。

「あの子ができて僕にはできない、それは僕が下手だからだ」と思う子に、「あの子は4月生まれ、お前は10月生まれ。あの子が4月にできていたことは、10月の今のお前は全てできているよ。だから安心して練習を続けろ」と言うのは良いことなのだろうか。

試合に出られないのは、練習が足りないからだ!
と普段ハッパかけている親が、このハンデについても、生まれ月、成長も含めて広い意味の能力だから、ハンデを言い訳にしないというのも考え方としてはありだろう。

しかし、成長結果としての最終的な達成能力が変わらないのであれば、生まれたタイミングでチャンスが増減してしまうのは、子供にとって酷だとも言える。

"学年"で競わなくてはならない争いを子供にどう伝えれば良いかは、難しい問題である。