日本語と少年サッカー

広く日本語に関わることとサッカーについて

ボール持ちすぎと言われる子の牙を抜くのに刃物は要らない


うちの子は小心者なので、低学年の頃から、持ったボールは直ぐに手放したがる。本人は素早いパスと言っているが、ボールを持つ自信がないのだろうなと親としては思う。しかしチームメートにはボールを持ち過ぎと注意される子がいる。特にU10以下だと、ボール持ち過ぎだぞと言われる子は結構いると思う。コーチにこう言われてしまうとこどもは、直さなければと思うのだろうけれど、本当にそうなのかなと思ったことがあってまとめてみた。

そもそも持ち過ぎは悪いことか

小学生のサッカーにおいて、球を持ちすぎるというのは、本当に悪いことなのか。これはネットで検索しても賛否両論あることから、簡単に結論づけられない問題だと思う。コーチがチームの方針としてボールの持ちすぎは良くないと指導するのは、まあ仕方ないかもしれない。
それはコーチの考えの世界だから。

ボールを持つことは悪いことではないのでは?

注意したいのは、だからといってボールを持つ練習を怠ってはいけないことだと思う。
矛盾しているように見えるけれど、コーチがボールを持つことに口をはさむのは、紅白戦や練習試合、試合といった試合形式のときだけで、友達と遊んでいるときや、そもそも練習中でさえ、ボールを持つプレーをしても怒られないことが多いはず。まあ、学年が上がると子供内でもボール持ちすぎとか言っているけれど。

他の子の例

うちの子と同じチームの子の三年生の時の話。自由奔放なプレーをするフォワードの子が、色々知り出した同級生やコーチらに持ちすぎ持ちすぎと言われ続けて、遂に萎縮したプレーしかできなくなったことがあった。これは自分の子ではないけれど可哀想だった。もともと何かを持っている子で、なぜか良い位置にいて、無理めなキックを蹴るとなぜか入ってしまうという子なのでプレーを見るのが楽しかったのだけれど。

持ちすぎと言われた最初のうちは、持って走りかけるのだけど、直ぐに誰かを探してパスしてしまうようになっていた。
次の段階はゴール前に転がったボールに向かって行って打つかと思いきや真横へパス。
一応ディフェンダーはいたけれどそこは強引に行けば打てたシーンであった。
そして最近見たのは、もうボールを持つことはほとんどない。

トップであるが、下がった時にボールを持っても、ロングボールをサイドに蹴ってしまうようになってた。トップならその場面はドリブルしろよ!

サッカー人生的にそれで良かったのか?

自由奔放で、そんなに持つなよと言われていた頃の面影はプレーからは無くなっていた。

子供なので楽しそうにプレーしているし、点も入れてはいるのだけれど、"ボールを持ちすぎるな"という周りの声によって個性が消されてしまったように思えてならない。
他人の目で見て萎縮してるように見えてしまうのである。もう持ち過ぎと言われなくなったので本人はパラーを直して良かったと思っているのだろうなと考えると可哀相とさえ思う。これは周りが何かを間違った結果だと思うのだけれど。