沖縄宮古島で外来種であるインドクジャクの駆除がうまく行っていないらしい。
宮古島にクジャクが2千羽 農作物被害増え駆除強化 イノシシの食害も
沖縄タイムスプラス
駆除のモチベーションがカギ
まあ、「市は2007年度から駆除に乗り出し」としか書かれていないので、誰が駆除しているのか不明だが、駆除する人のモチベーションがポイントではないだろうか。市職員もしくは市が委託する者である場合、本気度が足りないのかもしれない。市職員ならば「なんでこんなことやらなければならないのか」と思う可能性があるし、逆に「駆除に出かければ、机にへばりつく必要がなく、外の空気を吸って自由にできる」と考える可能性もある。委託の場合、成果主義でなく、委託は固定であるならば、絶滅させることは来年からお金がもらえないことになるから。実際、誰がどのような契約で行なっているのかわからないので推測しかできない。しかし、もし駆除が毎年続いた方が良いと考える者が担当になっていれば、駆除が完了することはない。
マネタイズできれば一気に進む
クジャクは美しい羽根を持つので、これをマネタイズできれば、それこそ乱獲されて駆除完了となるだろうが、残念ながらクジャクの羽根は大した値がつかない。野生のクジャクの場合、羽根が痛んでいたりもするだろうから余計価値は低いかもしれない。逆に金になるからと養殖されても困るだろうし。
ただし、高々2千羽である。本気になれば、一年でかなりの数を減らすことができるのではないだろうか。
あとは、これが野鳥になるのか否か分からないが、誰でも駆除して良いとするのも効果があると思うのだが。例えば観光客が捕獲し、役所に持って来てくれたら羽根は記念に持ち帰って良いとかいう方法も考えられる。実売価格は低くとも、良い土産になると考える観光客はいるだろうから。ただし、お役所主導でやるとなると、平日なら良いが休日に捕まえた場合どうするかとか面倒なことが生ずる。
本気出せばクジャクは駆除できるが…
いずれにせよ、本気出せば、クジャクは比較的すぐに根絶できると思われるのだが…、
イノシシはそうはいかないだろう。