時々のこと

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【ちょっとコレジャナイ】女子高生による犯人隠避


見出しがキャッチーなのは別に良いけれど、程度の問題で、これは少しひどいのではないだろうか。犯罪の程度と記事での表現がアンバランスな気がする。スポーツ紙や夕刊紙並みではないか?

記事リンク

女子高生、逃走少年らの宿泊費払う…犯人隠避容疑

https://www.yomiuri.co.jp/national/20190606-OYT1T50272/

読売新聞 2019.06.07

記事を読むと、実際は、自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された少年が犯罪の中心で、同乗の少年2人が、道交法違反(無免許運転同乗)。で、見出しの女子高生は、記事の最後に、さらっと出てくるのが、逃走中の少年らの宿泊費を支払った犯人隠避容疑の女子高校生。いやあ、この見出しにする必要はどこにあるのだろうか。

それぞれの法定刑

無免許過失運転致傷

10年以下の懲役(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第6条4)

犯人隠避罪

3年以下の懲役又は30万円以下の罰金(刑法第103条)

無免許運転同乗

2年以下の懲役又は30円以下の罰金(道路交通法第64条3)

意外に罪は重かった

刑の上限は無免許運転同乗より重い。犯人を隠すというのは積極的行為だからだろうか。無免許運転の車に同乗したというだけでなく、運転を命じた等の理由がなければ逮捕されない無免許運転同乗罪より最高刑が重いのは少し意外だけれど、殺人犯を隠した場合にもこれが適用されるのであるから、これは仕方がないか。あくまで最高刑ですからね。

17歳4人組の幼稚さ

逮捕されたのは全員17歳。それを表すような犯罪の幼稚さ。逃げるなら逃げる、匿うなら匿うとすべきであるのに、4人一緒にパチンコ店で捕まるというのはダメ過ぎ。というか、超極小ボニーとクライドに見えなくもない。意外に警察から逃げるという共通認識の下、何かサークル活動のような連帯感が生まれていたかもしれない。

17歳女子高生の意外性

しかし、その中で、女子高生は、逃走中の少年らの宿泊費を支払ったということだが、どうして彼女はそんなお金持っていたのだろう。パチンコ代も出していたのだろうか。事故を起こしてから逮捕されるまでの9日間、どれだけのお金を使ったのかが気になる。

一番言いたいのは…

6月3日は月曜日。女子高生という肩書きを付けるなら、ちゃんと学校に行った方が、健全な連帯感、友情、恋愛ができるよ、多分。まあ、その辺りは人それぞれなのも分かるけれど。せっかく学校へ行く機会を得たのだから、できたら学生生活を楽しんでほしいと思う。