カヤの外に置かれた人たちと中の人との確執を生んでいるのではないだろうか。
粛々と進めていたIOC、JOC
8日には、組織委は五輪チケットの2次抽選販売を突如、延期すると発表。この時点で見直しの検討が進んでいたもようだ。
なるほど。組織委にとっては、全然寝耳に熱湯ではなかったのか。では、こちらの毎日新聞記事の「寝耳に水。今日の朝から急にいろんな日程が変わり、ばたばたしていた」という組織委幹部は、どの程度の「幹部」だったのだということか。
組織委の森喜朗会長は、9日には安倍晋三首相、10日には橋本氏と一緒に札幌市の秋元克広市長と会談。その場でIOCの意向に関して協議があった可能性もあるという。
ここで森喜朗会長の名前が出てくるところがポイント。
蚊帳の外の小池都知事
ああ、小池都知事が愚痴るはずだわ。森喜朗会長とは犬猿の仲だからね。意図的に蚊帳の外にされたのね。
このような進め方は大きな課題を残す
(サンスポ)
そりゃそうだ。でも、残すのは課題ではなく、禍根で、しかも既に存在してるものだけれどね。
森喜朗会長は、9日には安倍晋三首相、10日には橋本氏と一緒に札幌市の秋元克広市長と会談(スポーツ報知)
変更先である札幌市長には5日前の10日には打診があったようだし。
先に上げた毎日新聞記事における『マラソンと競歩の札幌開催は、東京都にとっても「寝耳に水」だった』も意味深になってくる。"東京都にとっても"と、札幌市を書いていないことから、この段階で札幌市長に打診済であることを、記者は知っていたような文だ。
露骨な東京都知事外し。オリンピックという最高のスポーツの場で嫌なもの見せられたわ。
しかし、それでも「北方領土でやったら」というのは、嫌味のつもりかもしれないが、領土問題に絡む話で、かなり政治的で、良くない。
結局、オリンピックの政治利用じゃないのか?
森喜朗会長と小池都知事の確執が、IOCも巻き込んで変なニュースになったということね。オリンピックの政治利用そのものじゃん。しかも多分に私的な意図によるもの。
【追記09.10.18】
ロシアに真っ当に噛みつかれる小池都知事
ロシアの言い分が真っ当すぎて何も言えない。