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ゴーン被告の国外脱出の計算


ゴーン被告が保釈の身でありながら、国内脱出して、レバノンにいるという。これによりゴーン被告の周りで様々なことが起きるわけであるが、これについては突っ込みどころ満載である。

保釈取消し

国外逃亡は、それはそれで罪を重ねることになるので、日本に戻れば保釈は取り消される。それがわかっていて逃亡するとは考えられず、ゴーン被告は、日本に戻る気はないということ。

保釈金没収

ゴーン被告“逃亡”で15億円の保釈金は没収 東京地検、高検、最高検察庁まで召集「大晦日なのに」と恨み節(AERAdot)

15億円の保釈金没収を厭わないのであるから、それは虚をついた国外脱出が可能であろう。日本側は、ゴーン被告一人のために何十億もかけて逃亡防止策をとることはできない。ただし、その資産が不正蓄財疑惑があるからややこしい。

フランスでも捜査は進む

ゴーン被告、仏でも進む捜査 結婚式に社費流用した疑惑(朝日新聞)

保釈時を彷彿とさせる逃亡劇

保釈時のニュース

あの「変装」を嫌がらないゴーン氏の余裕(PRESIDENT Online2019/03/10 11:00)

作業着姿はもはや、偽装というよりコスプレであり、そのメッセージが推測されもした。

今回のニュース

ゴーン被告、楽器箱に隠れ出国か(デイリースポーツ)

今回は、表に出るのではなく、楽器として書かれたということか。楽器コスプレとは言えないが、保釈時のパフォーマンス?に通ずるものがある。

保釈時のゴーン被告は、保釈されてカメラのフラッシュを浴びることが分かっていながら、場にそぐわない作業員の格好で出てきた。これは、偽装という意味で、全く逆効果であり、コスプレ認定されてもいた。しかし今度は、楽器になりきりとは言えないが、楽器として出国したということらしい。もしそれで国外脱出できるのであれば、日本の税関がザルということになるのか?それとも日本とベイルート以外の第三国が絡んだということか。

弁護士も寝耳に水

ゴーン被告の弘中弁護士「寝耳に水で当惑」「相当大きな組織が…」(産経新聞)

弁護団の一人である弘中惇一郎弁護士は、「寝耳に水」と言ったが、それはそう言うしかなく、知っていたら国外逃亡の幇助になる。しかし、寝耳に水というのは、弁護団としては、大失態である。パスポートまで取り上げていたのに国外逃亡されるとは。ということで、弁護団もゴーン被告に距離を置かざるを得ない。

レバノン政府への引渡し請求

政府、ゴーン被告引き渡し要請も(共同通信社)

日本政府ができるのは、レバノン政府に引き渡しを要求するしかない。しかし、日本とレバノンは犯罪人引渡条約を結んでいないため、容易ではない。ゴーン被告も、レバノン政府は日本に身柄を引き渡さないという勝算があるから、レバノンへ逃亡したのであろう。

カルロス・ゴーンは法を攻めることにためらいがない人

カリスマ経営者と呼ばれていたが、疑惑が持ち上がってから、この国外逃亡まで、の一連のドタバタを見ると、個人的利害関係のない日本人からみると、単なる悪人にしか見えない。コストカッターの異名も、効果があるから行ったということで、日本人にはできないと言われていたが、それはそうで、自分の利益になることであれば、法として定められたルールも破るほどの実行力があるのだから当たり前である。そもそも企業運営が法を破っているとの疑惑で起訴されているものであり、法が自らの考えに反するのであれば、そもそも法を破ること、それでは表現が強すぎるのであれば、法のギリギリを攻めることにためらいがない人であるといえる。その点で、起訴事実と今回の国外逃亡は共通する。