日本語と少年サッカー

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個人の利益と公共の利益〜新型肺炎感染者の検疫回避


まあ、個人としての気持ちはわかる。検疫を通る際に発熱を申告すれば、非常に面倒臭いことになるのは明らかだから。しかし、新型の病気の国内流入なので、公共の利益としては、なんてことしてくれたんだということになる。まさに肺炎が発生している武漢からの入国なので、万一のこと考えて申告してくれと。まあ、本人にしてみれば、その武漢からの入国なので余計に念を入れてごまかしたかったということだろう。しかし、これで解熱剤が効くということが明らかになった。これは、今後、同種の回避者を生む素地となる。まあ、自己申告である限り、実質的に流入回避は不能である。

記事

解熱剤なんて飲んで回避しないでほしいというのが、部外者の見解。1個人の面倒くささ、自分は違うという思い込みは、今回においては、多くの犠牲を生む可能性が高いから。

結果的に感染拡大の可能性は低い

結果オーライなのだが、良かった。このままパンデミックが広がれば、持ち込んだ人が特定され中傷につながるリスクが高かった。まあ、10日前の入国時に検疫をだまし、4日後に入院、さらに5日後に退院しているので、感染拡大するならもう出てくるからでしょうということなのだろう。終わった話として報道されている。これが、感染拡大傾向にあった場合は、どのタイミングで公表されたかは興味あるが、仮定の話であり、分からない。

新型インフルエンザの社会実験

このような騒ぎは、近年では、2009年の新型インフルエンザ騒動が一番大きかったのではないだろうか。この時は、感染者発見、即隔離入院という対応で始まっている。結局、症状はそれまでのインフルエンザとそれほど変わらず、何事もなかったかのように終わった。ただし、結果的に病気のパンデミックリスクに対する社会実験とすることができた点は良かった。恐らく、今回の新型肺炎のケースにおいて、この新型インフルエンザの経験は生かされていると考えられる。