排ガス不正絡みの報道がが続く。三菱自動車のドイツ捜査当局による捜査開始発表からすぐ、今度はスズキ。
記事
貰い事故というかなんというか
これ、フィアットから供給を受けたエンジンが問題ということ。単純に考えると、これはスズキにとって貰い事故である。ただし、制御ソフトで調整可能な世界であれば、スズキの負うべき罪は当然ある。スズキは、事態が落ち着いたらフィアットへ損害賠償をすることになるのか。
改善が見られない修正ソフトを作ったことの意味
スズキは修正ソフトを開発し欧州車を改修したが、オランダ陸運局は改善がみられなかったと指摘。さらなる改善措置を求めた。
これの意味するところが不明。修正ソフトを開発し改修までしたのに、改善が見られないと指摘されるのは意味がわからない。排ガス規制には基準があり、それを満たすか否かであるはずである。スズキが修正ソフトを作るのならば、それは規制基準を満たすものであるはずである。しかし、当局は改善が見られないと言う。単純ではないということなのだろう。
三菱自動車との違い
三菱自動車のケースは、ドイツ捜査当局による捜査開始の発表であるが、スズキの場合、2017年に疑いがあることからオランダ陸運局による調査が公表され、今回、不正な排ガス制御をしていると結論づけたもの。故に記事のタイトルも異なる。
三菱は、「不正操作の疑い」
三菱自動車を捜索 排ガス試験で不正操作の疑い ドイツ捜査当局 | NHKニュース
スズキは、「オランダ当局が認定」
組織が国によって違うのだが、これによるペナルティの違いというものがあるのだろうか。「ドイツ捜査当局」と「オランダ陸運局」では、何か前者の方が怖い。