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TKGビジネスなのか違うのか、それが問題


卵かけご飯専門店。これは既にいくつか実例がある。これをクラウドファンディングで行う意味は何だろうか。

記事

記事見出しの竜頭蛇尾感

「専門店で世界に発信」と見出しにあるが、記事中では次のように書かれている。

「TKG」の名で親しまれる卵かけごはん。そのアンテナショップを東京都内に開こうと、愛好家がクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。

アンテナショップは、専門店とは言わないと思うのだが。

目標とする30万円

目標とする30万円は立ち上げ費用などに充てる。

30万円…、集める目標額がこれでで大丈夫なのであろうか。

開店予定日は5月1日

アンテナショップは5月1日、都内に開店させる予定。

開店まで時間が余りないと思うが、色々な手配、特に開店場所の手配は済んでいるのだろうか。30万円の立ち上げ費用というのは、立ち上げ費用のほんの一部と思われるが、中々にチャレンジングな見通しに思える。

営業形態

常に全国各地から集めた6種類の卵を用意し、千円で食べ放題などのメニューを置く。

このあたりは、先行する卵かけご飯専門店との差別化は感じられない。普通に店を出すのとどこが違うのだろうか。

差別化

差別化については書いてある。

狙うのは訪日外国人客だ。上野さんによると、生食が一般的でない外国人にTKGは敬遠されがちという。一方、上野さんの経験では「食べたら、ほとんどが『おいしい』の好評価。知ってもらえれば、もっと受け入れられる」。立ち食いそば屋のように、気軽に挑戦できる店作りを目指す。メニューも日・中・英の3カ国語表記にする。

外国人を取り込むと。まあ、ここからは企業秘密だろうが、表に出てきているのは、日・中・英のメニューくらいか。立地次第ということであろう。外国人がたくさん来る、よほど良い立地があるのではないか。例えば空港とか…羽田空港ビルに既に「赤坂うまや うちのたまご直売所(羽田)」さんがあるけど。

後発感

新聞に取り上げられたり、2019年4月に一般社団法人「日本たまごかけごはん研究所」といった団体を作ったりと、それらしい環境は整えながらも、ビジネスモデルとしては後発感が否めない。研究所設立前に卵かけご飯専門店はたくさんあったよ。

クラウドファンディングの使途

クラウドファンディングのページに使途が書いてあった。目標金額は30万円。
40%…店舗立ち上げ資金
30%…6ヶ月運転資金
30%…グッズ製作資金

これは、どういうことだろう。店舗立ち上げに12万円、半年の運転資金が9万円、グッズ製作資金9万円…これで、東京都内近郊で外国人がアクセスしやすい場所を厳選中とのこと。本気なのだろうか。運転資金が月1.5万円って…キッチンカーでも厳しいのではないか。クラウドファンディングのページには、次のような記載もあった。

日本全国への店舗展開、そして海外出店のための試金石として、
「期間限定のPop-Up Store」を立ち上げます。

これが、朝日新聞の見出しにおける「専門店で世界に発信」の「専門店」のことなのだろうなと。ならば、立ち上げや運転資金の少なさも納得できる。記事の見出しは「専門店」=>記事本文は「アンテナショップ」=>クラウドファンディングページでは「期間限定のポップアップストア」…朝日新聞の記者、さすがにこれは盛りすぎ。

勝手な想像

無責任な傍観者の勝手な想像であるが、この「専門店」というか「アンテナショップ」は、記事から想像するものとは違う形態のものであろう。だから、成功の定義も異なる。クラウドファンディングでお金出したひとがびっくりしないと良いけれど。既に複数ある卵かけご飯専門店を、あくまでビジネスという色をださないように始めようとしているのも不思議な試みである。