駆け込み帰国ということだが、ルールを守る日本人ということなのかもしれないが、旅行者にとって、新型コロナウイルスへの対応ということでは、単にルールを守るだけで済む話ではないであろう。
記事
日本政府の要請
日本政府は9日午前0時から中国、韓国発の航空機・船舶で到着した旅客に対して、2週間の待機と公共交通機関の利用自粛を要請する。
要請の解釈
この要請、駆け込み帰国者たちにとっては、要請の発効日の前に帰国したから、当然これに従う必要はない。だから、この待機と自粛要請を守る必要なく活動できるという解釈なのだろう。まあ、要請の仕様からは、その通りである。しかし、この駆け込み帰国者を知る者、近くにいる者たちにとってはどうだろう。杓子定規に、帰国者と同じ解釈でいてくれるであろうか。例えば、明日、会社で「昨日駆け込みで帰国できました。休暇ありがとうございました。これ、中国土産です」と同量の挨拶とともに、お菓子を渡されたら、もらった側はどのような気持ちになるであろうか。
新型コロナウイルスのリスクは要請に関係ない
問題は、9日午前0時の前後でウイルスのリスクが変わるのかということである。もちろん変わることはない。故に、駆け込みで帰国したからと安易にインタビューを受けるのはリスクが高い。この記事では匿名であるが、テレビニュースでは顔出しでインタビューを受けてた人もいる。ギリギリ帰れた、良かったという感情から饒舌に語っている人もいたが、顔出しで感染国から期限日間一髪帰国したと明言する動画が残ってしまうことのリスクは高いと思われる。
記事に登場する人を苦労して選んだ形跡
記事中のインタビューに答えてくれた人は、香港で会社を経営する現地在住の日本人男性と、日系企業に勤める埼玉県在住の中国人男性という、絶妙な選択。おそらく他にもインタビューを試みたであろうが、どれを記事にするかの報道側の選択時に苦労の跡が見受けられる。二人のうちの一人が香港在住の日本人、もう一人が中国人。敢えて、日本人観光客を入れていない可能性がある。
香港で会社を経営する現地在住の日本人男性
もともと香港にいる人だから…ということで選ばれたのだろうと推測。
日系企業に勤める埼玉県在住の中国人男性
中国人だから、「香港へ旅行」とあるが、帰省とかの可能性があるかもしれないという勝手なオブラートもしくは、日本人でないからという発想なのかもしれない。