時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

パンデミックな新型コロナウイルスで知りたいのは、特定の患者の話ではない


もはやパンデミックに突入しているということで、いつ自分が感染してもおかしくないという状況となっている。そんな時、知りたいのは自分が感染しないための情報。

特定の誰がどこで何人に感染させたかはもはや興味ない

新型コロナウイルスの感染が自分の身近な問題となった現在、もはや、何県でどこの場所にいた誰が感染し、さらに何人に感染させたかというような、野次馬趣味的な情報はどうでも良い。それよりも、どのような状況で感染したかの統計的な情報が必要である。

濃厚接触の具体的情報

濃厚接触して感染した人はマスクをしていたのか、どの程度の距離にいたのか、感染者は咳やくしゃみをしていたのか等、危険なシグナルについての情報が欲しい。たとえば埼玉県の「新型コロナウイルスに関連した患者の発生について」のようなもの。もちろん個別の情報ではなく、整理されたものがあればなお良い。

検査を受けない、受けられないのは危うい

検査を受けることが難しいというようなことを聞く。それはおかしな話である。ある程度の規模の街に暮らすのであれば、いつ感染してもおかしくない。感染しても人により症状の重さが異なるということなので、かかることは受け入れようという考えの人もいて良い。しかし、その場合、新型コロナウイルスであると認知するなどしないのとでは、他者へ感染させるリスクという点で大きな差が出る。本人はかかっても良いと考えて、なおかつ症状が軽い場合に、検査して陽性であれば自宅にとどまるという対応が取れるが、検査しなければ、本人は単なる風邪と考えて、症状がおさまっても出かけるであろう。場合によっては、症状が出ている時から外に出ている可能性がある。そうすると、本人ではなく、他者に感染させるリスクが高まる。他者の中には、感染したら生命の危機に陥る人もいよう。故に重症化してから検査しようという姿勢は、パンデミックに貢献してしまうものだと言える。

感染者数は個人には関係のないことになった

国別、県別の感染者数・死者数が毎日報道されるが、これは個人にはあまり関係のないことである。もはやいつどこでも感染する可能性があるのだから。個人としての予防対策にはあまり役に立たない情報である。

マスク手洗い外出差控え…これしかないのか?

何か他に対応はないのだろうか。必要な対応だけではなく、過剰反応を避けるためのしなくとも良いことも知りたい。

たとえば、国立感染症研究所がまとめた新型コロナウイルス感染症に対する感染管理(200.03.05改訂)がある。

また、ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)の情報を国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部がまとめた、新型コロナウイルス(COVID-19)は食品や玩具を介して伝播しうるか?(2020.02.09)がある。

しかし、マスクについてはしなくても良いとかいう人もいたり対応に困る。

もはやマスクなしでは電車に乗れない

現実の問題として、咳一つであっても周囲の目が厳しい。マスクしていてもそうなので、マスクなしであればなおさらである。しかも花粉の季節である。クシャミは出てしまう人は多かろう。

自己防衛のみの人も

電車に乗っていたら、くしゃみをするときは、わざわざマスクをずらして口を出してして、済んだらまたマスクをする人を目撃した。これは衝撃だった。つまりこの人は、自分が感染することは避けたいが、自分が感染していた場合に他者へ感染させることには関心がないのである。マスクをしたままくしゃみをすれば、マスクが汚れる可能性がある。だから自分がするときはマスクを外す。ちょっと衝撃的すぎた。自己防衛はもうこんなレベルになっているのだ。

うつされないためのマスクからうつさないためのマスクへ

こんな衝撃的な場面を見て思うのは、自分が誰かからうつされないためだけでなく、自分が誰かにうつさないためにマスクが必要ということ。新型コロナウイルスは、罹患しても症状が重くない人が多くいるということで、感染者が普通に公共交通機関や店舗にいる。彼らからの感染を恐れてマスクをするのであるが、自分自身が、罹患しても症状が重くない人であることの可能性も認識して行動する必要がある。必然的にマスクは、外に出たら常に着用する必要があるということになる。少し不便ではあるが仕方ない。、