時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

思い出ではなく悪評を残した卒業旅行


広島県の県立広島大学の女子学生が、大学の自粛要請を受け入れず外海外旅行し新型コロナウイルスに感染。マスクはしてはいたが、発症前に卒業式に参加。
この女性、大学生活の最後に、友人の数を極端に減らすとともに、この騒動を匿名ながらネット記事として残してしまった。同窓会等、今後の交友に影響を及ぼすだろう。

記事

背後にいる同級生

これ、発症し、発覚してしまったからバレてしまったが、発症しなければ、このような今後の人生に大きく影響を与えるようなことにはならなかったであろう。まあ、卒業旅行であろうから、同行者もいた可能性があり、その場合、同行者も同じように針のむしろに立たさらている筈だ。そうなると、発症した人を恨む気持ちも出てくる。結局、この発症者は、同行者からの恨みも買い、孤立するのだろう。

背後にいる何万の同級生

実際問題、発症しなければ、感染していてもバレない。発症しても、軽症ならば同様。この女性は、発症し、検査に至ってしまったために、発覚し、人生が変わってしまった。

卒業旅行に行きたかっただけなのに

この女性は、普通にこれまでの卒業生が行ってきた卒業旅行をしたかっただけである。去年までならこの行為で、友達が減ることは無かった。また、大学側より海外旅行を自粛するよう求められていても、発症率から考えて大したことはないと考えたのだろう。そのような学生は多くいたはずだ。しかし、発症率はあくまで確率。どんなに低くても自分が発症しない保証にはならない。普通のことを普通にしようとしたら、大きな代償となって帰ってきたということ。気の毒ではある。

卒業式に参加したかっただけである

まあ、帰ってきて友達に会わず卒業式にも出なければ、友人との関係においては、笑い話で済ませられた可能性はある。しかし大学の卒業式も出席したい。これも学祭なら普通で、去年までなら何の問題もない行為だった。しかし今年は違う。

就職先に知られること

もしこの女性が、この春から就職するのであれび、今一番気にしているのは、就職先へ知られることだろう。「大学の要請を蹴って海外旅行に行った」「新型コロナウイルスに感染した疑いのある症状があるにもかかわらず、卒業式に出席した」という2つの事実がどのように評価されるかを非常に気にしているはずだ。指示に従わない人物という評価をさらたら、まだ入社前なので最悪の事態が生じうる。

友人達が恐れるのは

もちろん感染である。そして、それが就職先にバレること。友人達は、風邪の症状が出た場合、入社式に出席するか、会社に言うか否かの決断を迫られる。これは、かなりシビアな決断となる。去年までなら起こり得なかった決断であるし、卒業旅行の彼女が発症していなければ、悩む必要のないものである。これ故に、彼女は、同級生から恨まれる可能性があるのである。

卒業式に出ただけなのに

スマホを落としただけなのにではないが、この女性は、卒業旅行に行っただけである。しかし、大学の自粛要請を聞かずに行ったという責任はある。しかし、卒業式に参加したために、責任は大きくなった。それこそ、同級生は、卒業式に出ただけなのに、新型コロナウイルス肺炎の感染が疑われる症状が出たら、就職先、進学先等のこれから新生活を始める基盤に対し、連絡すべきか否かが迫られる。卒業旅行に行って感染した女性と異なり、少なくとも感染している可能性を知っていることになるので、咳、喉の痛みが生じたら、2週間、言うか言わないかの葛藤に悩まされるだろう。

結果的に女性の責任は重い

以上のように考えると、女性の同級生は、現在、非常に深刻な状況に追い込まれてしまっている。女性が卒業旅行に行き、卒業式に参加すると判断し、実行したことに対する責任は重い。
ただ、例年の卒業生のように、卒業旅行がしたかった、卒業式に出たかっただけなのに…