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全ての人にありがとう:農業と新型コロナウイルスの逆向きの関係


ちょっと意味がわからなくなってきた4月10日のグーグル検索画面。農業従事者と農夫に新型コロナウイルス対応に関して感謝するとは?キーワードは、農業 コロナ 支援 …だというが、分かりづらい。この3つの単語のうち、農業が浮いてしまって見える。しかし、これには意味がある。

全ての前線で働く人たちへ

新型コロナウイルス相手に戦うために、これまで以上に我々は互いに助け合わなければならない。これを広く周知するために前線で戦う人たちの存在を知り、その方々に尊敬の念を持つために啓蒙するというのが狙いと考えられる。COVID-19と戦う前線にいながら光の当たらない方達のことを知ってもらうという活動は意味がある。それでこれまで、研究者、医療従事者、救急隊員、清掃従事者というように4日にわたって、その貢献を讃えてきた。

農業従事者と新型コロナ

しかし、農業従事者と新型コロナウイルスは、直接関係あるわけではない。農業従事者は、ウイルスと戦おうとしているわけではないし、業務内容的にウイルスと戦わなければならない職業でもない。では、なぜ農業従事者が、採用されたのか。

手と手を取り合うことの必要性

確かに我々は、現代社会としては未曾有の世界的危機に瀕している。立場の違う者たちが、手と手を取り合う必要がある。この立場を表す象徴の1つが農業従事者ということなのだろう。

COVID-19対策としては、理解が難しい

しかし、新型コロナ対策との関係が直感的には理解できないので、分かりづらいものになっている。これまでの研究者、医者等は、コロナウイルスと戦っているというイメージがつきやすい職業であった。しかし、農業従事者にはそのイメージはない。

COVID-19の「経済対策」というならば、理解できる

結局、農業従事者への感謝というのは、新型コロナウイルス感染症とは直接は関係なくて、経済状況や日本の食糧事情を間接的に考えることで、農業従事者の方々、ありがとう、頑張ってください!という気持ちを持てということでしょう。これまでの、新型コロナと直感的には結びつく職業とは違い、間接的すぎるように見えるが、新型コロナの生む罪悪は、ヒトの身体生命へのダメージだけではなく、世界中の経済へのマイナス影響でもある。

真っ先に農業従事者を上げた点は凄い

新型コロナウイルスに感染しないようにはどうしたら良いのかばかり考えるのではなく、もっと先を、もっと周りを見ろというのが、このメッセージの意味なのであろう。どういうことか次に書く。

農業とはどういう仕事か

農業は、直接的に生命身体健康がコロナウイルスの影響を受ける仕事ではない。逆に、、農業の本質から考えると、新型コロナの感染から遠いところにある仕事であると言える。これが大きなポイントである。

農業は、接客業ではない。チームで作業を行うにしても、人と接する時間は限定的である。つまり密集ではない。何か話す必要があったとしても、面と向かって行う必要はほぼ無く、スマホ等で連携すれば会う必要もないので密接でもない。土を相手にする仕事であるので密閉でもない。

つまり、見事に三密でない仕事なのである。この事実は大きい。要は、農業はコロナ感染リスクが小さい業種なのである。この経済活動に制限がかかる時代に、持続可能な仕事なのである。

しかも、農業が生産するのは、農作物、つまり食糧である。ヒトの生存に欠くことの出来ないものである。車が無くとも、スマホが無くとも、食糧があれば、ヒトは生きられる。

つまり、農業というのは、三密で無く、かつその生産物はヒトの生存に欠くことの出来ないものなのである。このことから、医療従事者等のコロナウイルスと戦っている職業の後、直接ウイルスとは戦わないが、人類のために重要な仕事として、最初に農業が挙げられらのは理解できるのである。

故に、まず最初に農業従事者を持ってきた点にセンスを感じる。