これまで、うちで過ごそうキャンペーンを張っていたGoogleのトップページロゴ、通称グーグルドゥードゥル。うちで過ごせというだけでなく、うちで過ごすための楽しいツールを提供してくれている。今回は、過去のGoogle Doodleゲームを10本紹介してくれると予告されている。
- 過去のグーグルドゥードゥル作品を10種類連続で提供
- 家での時間を有効活用しよう
- 10本目:パックマン誕生 30 周年(2010.5.21)
- 9本目:ヒップホップ誕生 44 周年(2017.8.11)
- 8本目:ハロウィーン(2016.10.31)
- 7本目:ロテリアを称えて(2019.12.9)
- 6本目:ウィルバー・スコヴィル生誕 151 周年(2016.1.22)
- 5本目:ガーデンノームを称えて(2018.6.10)
- 4本目:クララ・ロックモア生誕 105 周年(2016.3.9)
- 3本目:オスカー フィッシンガー生誕 117 周年(2017.6.22)
- 2本目:クリケット(2017.6.1)
- 1本目:コーディング(2017.12.4)
過去のグーグルドゥードゥル作品を10種類連続で提供
過去のゲーム的要素を持った作品をアップしています。
家での時間を有効活用しよう
家での時間を有効活用しようがテーマとして掲げられている。これはつまり、これからアップされるミニゲームは、単なる暇つぶしゲームではなく、何か得るものがあるというGoogleの自信が表れていることになる。これは楽しみである。
10本目:パックマン誕生 30 周年(2010.5.21)
ミニゲーム10連続のラストはパックマン。まさにゲームらしいゲームであり、ラストを飾るにふさわしい。しかも、この2020年5月21日は、パックマン誕生40周年になり、2020年5月8日で再公開なので少し早いがタイミング的にもバッチリである。
9本目:ヒップホップ誕生 44 周年(2017.8.11)
18歳のDJが、聴衆のノリを高めるために、曲の良いところだけをつないで流したのがヒップホップの始まり。これを記念したのがこの音ゲーというか、音楽アプリ。
8本目:ハロウィーン(2016.10.31)
単純な反射能力を必要とする幽霊浄化ゲーム。タッチスクリーンを前提にしているところが面白いというか、スマホの特徴をうまく利用したゲーム。スピードが要求されるゲームであり、プレイヤーが記号を丁寧に書くことはなく書き殴るはずなので、描かれた記号の認識に、恐らくAIというか機械学習の成果も使われていると思われる。
7本目:ロテリアを称えて(2019.12.9)
ロテリアというメキシコのカードゲーム。特殊なビンゴゲームという感じ。反射神経も問われる。まあ、これはそんなにハマるというものではないかなと。
6本目:ウィルバー・スコヴィル生誕 151 周年(2016.1.22)
唐辛子の辛さを表す単位であるスコビル値の名前の由来となった科学者を称えたもの。甘いものの代表としてのアイスクリームが様々な種類の唐辛子と戦うゲームとなっている。スコビル値は、元々は、人間の舌を頼りにした測定方法であり、アバウトなところが良い味を出している。
5本目:ガーデンノームを称えて(2018.6.10)
白雪姫に出てくる小人のような赤い帽子をかぶった妖精。ドイツの庭の日に因んだゲーム。なぜかガーデンノームを投擲機で飛ばしてその飛距離を競うゲーム。ちょっと良く分からない。妖精を投擲機で飛ばすというのだが、なぜそんなことをするという根本的なところで疑問が浮かぶ。飛ばした先で花を咲かせるので、このガーデンノームは、花の種ということなのかもしれない。つまり、投擲機で飛ばされるガーデンノームは、花の種子が風に乗って飛ばされ、その地で花咲かせるということを意味していそうである。
4本目:クララ・ロックモア生誕 105 周年(2016.3.9)
テルミン奏者クララ・ロックモアを記念したもの。テルミン風のアプリが提供されている。テルミンは世界初の電子楽器であるが、まあ、あまり一般化しなかった。少なくとも日本では、クララ・ロックモアの名はほとんど知られていない。
3本目:オスカー フィッシンガー生誕 117 周年(2017.6.22)
映像作家であるオスカー・フィッシンガーの音楽アニメーションインスパイアのミニゲームというか演奏アプリ。フィッシンガーの作品は音楽に合わせた抽象的アニメーションである。音楽が先にあり、そこに抽象的アニメを載せる形になっている。一方このアプリは、アプリユーザーがタッチして描いたアニメに合わせた音楽という形態になっており、作品としての因果関係が逆である。
2本目:クリケット(2017.6.1)
クリケットの国際大会「ICCチャンピオンズトロフィー」の開幕を記念したもの。これ、結構単純なゲームなのですぐ飽きるといえば飽きる。ルールは分からなくとも、ちゃんとした試合というよりホームランダービー的なゲームで、守備のターンはない。
1本目:コーディング(2017.12.4)
子供向けコーディング 50 周年を記念したもの。子供向けプログラム言語という概念に驚くが、このゲームを見て、そういうことかと納得する。
これをコーディングと呼ぶのは良い。コマンドと挙動がともに直感的に表されており、コンピュータプログラムの概念が誰にでも理解できるようになっている…と、ある程度コーディングについて分かっている人にはわかる。これを遊ぶ子供たちには、このようなウンチクはあまり関係ないかな。しかし、確かに奥は深い。コンピュータ処理の基礎であるチューリングマシンの概念を学ぶことになる。