時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

news zeroに生出演の本田選手とテレビ局の思惑


2020年4月29日のNNN系列news zeroで、ブラジルセリエAのボタフォゴに所属する本田圭佑選手への生中継インタビューが放送された。本田選手が絡む新ネットサービスの宣伝が本田選手側の狙いであろうが、オリンピックオーバーエージ枠の意気込みを、またも聞かされることになった。本田選手もこのタイミングでそれは言いたくなかったかもしれないし、コロナで日本が、世界が大変な時期でも、東京オリンピックに代表として参加したいという意思表明を改めてしたかったかもしれない。これは、本田選手自身にしかわからない。とはいえ結果的には、度を越したアピールに見えてしまうこととなった。

オーバーエージ枠

東京オリンピックのサッカーオーバーエイジ枠をまだ目指すかと聞かれ、少し苦笑?はにかみ?で、カメラから視線を外しながら、「はい。Yes I do!です」と回答。若いチームに一番何をもたらせるかと聞かれ、「精神面、勝負強さみたいなものを、東京五輪ではチームに僕は影響をもたらすことができる」と回答している。本田選手の立ち位置からは、東京オリンピック出場をずっとアピールしていたが、コロナウイルスが猛威を振るうこのタイミングでもアピールするのかというのが第一印象。

ただし、アナウンサーの誘導質問的な流れもあり、それが苦笑、はにかみに見える表情につながったのかもしれない。とはいえ、本田選手が生出演するとなれば、アナウンサーとしては、これは触れざるを得ず、本田選手としては、促されたから答えたという形をとることで、アピールすることができ、互いの思惑が重なったということだろう。

最近の読書

最近は物理の本を読んでいるらしい。学びにはなっているのかと問われ、1ページ行かずに寝てしまうと答えているが。1年あれば読めそうと言っている。質量とエネルギーの本ということだが、高校レベルなのだろうか、大学教養課程レベルなのだろうか。いずれにせよ、全く畑違いの分野なので、学ぼうとする気持ちを持つだけでもエネルギーが必要であろう。ただし、実際の話、1回1ページ読み進められないのであれば、まあ、読み切ることは無理だろう。どのような本を読んでいるのか非常に気にはなる。というより、物理の本を読み始めたということ自体が冗談なのかもしれない。とはいえ、質量とエネルギーと具体的な話を出している点から、やはり本当に取り組んでいるのだろう。一定程度続くのであれば、その好奇心はやはり一般人より強いのかもしれない。

NowVoiceというサービスの宣伝告知

このテレビ出演は、NowVoiceというアスリートの声を届ける有料サービスの開始日であるので、その宣伝の意味を持っていて、これとオリンピックオーバーエージ枠の話の2つが、本田選手とテレビ局との思惑が一致して実現したといえる。テレビというのはそういうものであるというのは、バラエティであればまだバレバレでも許せるが、これは、一応報道番組なので、あまり良いことではない。