時々のこと

時々気になることと少年サッカーについて

シド・ヴィシャス生誕63周年


5月10日は、パンクロックのアイコンであるシド・ヴィシャスの誕生日。

功績

この人、セックス・ピストルズの唯一のまともなアルバム「勝手にしやがれ!!(Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols)」自体のレコーディングには、ほぼ関わっていなくて、前任に当たるベースのグレン・マトロックが作曲に大きく関与している。マトロックは、パンクというジャンルのヴィジュアル的インパクトは、シドに劣るので、売るためには仕方がないが、ピストルズを代表する2曲である「Anarchy in the U.K.」と「God Save the Queen」は、マトロックの作曲によるものであり、まあ、それ以降まともなアルバムを出せなかったピストルズには必要な人物だったのだが、そのマトロックでは絶対出せなかったピストルズのインパクトを音楽史に残せたのは、シドの功績だろう。

ベーシストとして

まあ、ベーシストとしては何も期待されていないかな。ライブ中は、ベース持って経ってればカッコ良いのでそれで良い感じ。ライブ映像で、ベースをマサカリのように持って客席に振り下ろすシーンがあるが、ベースを凶器として使うことにおいてはシドの右に出る者はいないだろうが、まあ、楽器としての使い方は、その辺の中高生の方がはるかにうまいだろう。

死後

シドは、1979年2月に死亡しており、死後41周年でもある。つまり、シドは21歳で亡くなっているのである。生誕63周年ということは、21×3=63だから、シドが生まれ変わってまた同じ歳で死んだとして、2回り経過している。ジョニー・ロットンを含めシド以外のメンバーは、マトロックも含め健在なので、ピストルズのアナーキーなイメージを完成させたのがシドと言える。

トレードマーク

南京錠のネックレス。もうこれ、シドの象徴。シドの写真を見ればこの異様なネックレスがどうしても目につく。未だにレプリカが販売されており、人気は根強い。

中二病の元祖みたいな人

とにかくベースもロクに弾けないのに、やたらパンクと相性の良いカッコ良さを持っていたものだから、万能感溢れる感じの映像しか残ってないけれど、映像よく見れば、言動が幼稚。これ、要は中二病。中二病をカメラの前で演じることが出来る地位にいたというだけで、本当に中身を感じられない。シド・ヴィシャスのカッコ良さは、20歳くらいまでしか分からないだろう。それ以降は、段々と単なる間抜けに見えてくる。まあ、それだからこそパンクアイコンなのだけれど。シドを除く再結成の際、ジョン・ライドンが、目的は金と言い放っていたけれど、再結成して金を手に入れることができた要因の1つに、シドのピンクを体現したような人生を含めたシドによる遺産がある。

それでも既に過去の人

ピストルズの曲は、未だにカバーされ続けているが、シドというキャラクターは、死後40年以上経っており、過去の人。そもそもパンクムーヴメントをリアルタイムで経験していないから思い入れが余りないというのもある。