時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

高校入試を在籍中学校で受験することの是非


うーん、これ受験方法によっては、色々問題でがあるのでは?ちょっと性善説にすぎるし、実施方法は各自治体に任せるとかいうのであれば、対応のばらつきから生ずる結果的な不平等感が避けられない。緊急時だからという言い訳の範囲に収まるか否かがポイントだが、ことは少年少女の一生に関係することなので、できる限り従来を踏襲することが良いことなのではないだろうか。

記事

文部科学省は、今年度実施する高校入試について新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、受験生が在籍する中学校や受験生の自宅近くにある公共施設を試験会場とすることを認めるとの見解をまとめ、22日に都道府県や政令市の教育委員会に通知した。

問題の運搬

これが一番の問題かな。受験会場が明らかに多くなるので、その分、問題漏えいのリスクが高まる。試験問題を試験前日に運び込むとして、受験開始まで、それを誰が見張るのかとか。このリスクを避けるために当日運び込みとすると、数が足りなかったりとか開始時間までに届かないとかありそう。翌日数えたら1部足りないとかになったらどうなるのだろう。試験会場を増やすと、それまでなかったリスクが当然増える。

誰が試験監督をするの?

試験監督を誰がやるかというのも問題になる。受験生が在籍する中学校の教諭ではダメでしょうし。これをどうクリアするかにかかっている。まあ、高校側の教師が中学校に出向くのだろう。そうなれば当日監督官が遅刻しないよう下見という追加の雑務が必要になる。

異なる志望校受験生が同じ中学校で受験

効率化を考えれば、県立高校等で問題が同じならば、別な高校の受験生も同じ在籍中学校なら、同時に受けるとかありうる。しかしこれも、カンニングリスクを高めることになるなではないかな。周りが知らない受験生だから、カンニングしようにも手段が限られるが、在籍中学校なら、周りは同じ中学の生徒。極端な話、何らかの合図を送ることが可能になる。

公共施設

こちらも問題ありそう。確かに緊急時ではあるが、公共施設は、学校ではないので、設備的に想定しないことが起こりうる。試験を十分コントロールできなくなる可能性が高くなる。開始時間を間違えただの、騒音でヒアリング妨害されただの、これまでも通常出てきた問題が、より多発する可能性が高い。

中学三年生のカリキュラム消化

記事では触れていないが、これも問題。つい先日再開した学校では、2ヶ月半程度例年よりスタートが遅れている。難しい。

イレギュラーだらけで先生の負荷大

何もかもイレギュラーでかつ、難しい方にしか振れていないので、中学校、高校両方の教師の負荷が高いだろう。大学入試も同じだから、高校教師の負荷の高さはないだろう。

最大限の実力が発揮でき、評価されることを望む

これに尽きる。色々なリスクがあるけれど、受験生の皆様頑張ってください。