時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

日大ラグビー部暴行事件と日大危機管理学部のギャグ連携の綺麗さ


まあ、アメフト騒動が落ち着いたと思ったら、またこんなのが出てくる。これ、日大体育会の遺伝子なのだろう。
学生のではなく、体育会の指導者側に、かなり筋の悪い人間が多数いるということだろう。
指導者、ヘッドコーチという名称を、絶対的権力者と読んでしまうほどの知的レベルの低さ。
しかも、アメフト騒動発生から1年の出来事ということは、鳥頭以下である。

違うベクトルの悪辣さ

アメフト騒動では、反則行為をせざる方に向けて行くという精神的な悪さだったが、今回のラグビー部の方は、肉体に対する直接的な暴行行為である。頭に爪楊枝などは、傷害である。こういう人間が、教育機関に存在すること自体があり得ない。そのあり得ないことが、忘れた頃に再度発覚する日本大学。構造的におかしいとしか思えない。

危機管理能力の無さ

2年間を空けて再度体育会の暴力問題が出てきたということは、もはや大学内では危機管理出来ないことは明白となったので、危機管理のプロに任せた方が良い。どこか外部から危機管理能力のある人間を連れてくるべきである。

大学によっては危機管理学部のある大学もあるのだから、そういうところに依頼した方が良い。日大のトップは、「危機管理学部」で検索して出てきた大学の研究者に依頼すべきだ。

ちなみに、googleで、「危機管理学部」を検索すると…うわっ!

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最初に出てくるのが、日大危機管理学部。

日大危機管理学部

日本大学 危機管理学部 - 多様な危機から社会を守るための方法や制度を研究し、危機管理のエキスパートを育成.

などと書いてある。自分の学内の危機管理さえ出来ない人が教えているにも関わらず、どうやって危機管理のエキスパートを育成できるのか。
学生かわいそう。しかも、多様な危機から社会を守ると言っているが、多様でもなんでもなくて、日大体育会における指導者の暴力というとてつもなく限定された危機。もはや極少化された個別の危機。これが全く管理できていない。ちなみにアメフト騒動の時もこの学部があったが、機能していなかった。自らの危機に対して2敗である。なかなかな学部である。この学部の研究者の論文で何を語っているのか、逆に見てみる気になった。アメフト騒動の時に、自らの内部に対応すべき危機があって、それに対してなんらかの行動を行なったはずである。それで2年で、今度はラグビー部である。しかも直接的暴力という、より本能的なものである。これに対応できなければ、危機管理学部は看板を降ろすべきであろう。もしくは、実践力ではなく理論を研究しますと学部紹介に書くべきである。

危機管理のエキスパートでない人が危機管理のエキスパートを育成するというギャグ

「日本大学 危機管理学部 - 多様な危機から社会を守るための方法や制度を研究し、危機管理のエキスパートを育成」というのは前半はまあ、良い。研究するだけだから。問題は後半。「危機管理のエキスパートを育成」では何か危機管理できる人を要塞するみたいなので、せめて「実戦から離れた危機管理の理論の習得者を育成」くらいが適当ではないか。なぜなら、2件の学内の危機管理が出来ない人が教えているということは、教官は「危機管理のエキスパート」ではないということであり、そんな人が「危機管理のエキスパートを育成」できるわけがないから。まあ、指導はできても実践はできないということはあり得るが…その場合は、指導ができると言う根拠が必要。

結論

2年で2件の暴力問題が明るみに出た日大に、危機管理学部があるのは、ギャグなのだろう。そのギャグとして設定された学部の教官は、まあ、自業自得だが、そこに入った学生は気の毒である。今後、就職活動を含め、自らの学歴を語る時に、「ああ、あの暴行事件連発で危機管理能力のない日大にある危機管理学部の出身」というレッテルが貼られるのであるから。まあ、逆に覚えやすいので、営業職についてギャグで使えるから良いとも言えるだろうか。まあ、そういう意味でやはりギャグの役割を持つ学部なのだろう。