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生徒の背骨を故意に折っても逮捕されなければ何もしない宝塚市教委


高々数百円のアイスを食べた罪に対し背骨折り重傷の罰。未だにこんなことやる人間が教諭の中に紛れ込んでいるのかと意味が理解できない凶悪犯罪。罪と罰のバランスが余りに欠如している。兵庫県宝塚市立長尾中学教諭で柔道部顧問が、生徒二人に背骨を折る重傷と首に軽傷を負わせた事件は、未だに何も変わっていないことを知らされた事件である。

記事

アイスを勝手に食べた罪は罪

中1だからという考慮は不要で、アイスを勝手に食べたことは罪なことである。それに対して部の顧問が教育として叱るのは当然である。しかし叱るのではなく暴行を加えて重傷を負わせたというのは言語道断である。

罪と罰のバランス

高かったとしてもワンコイン以下であろうアイスを食べた罪に対する罰が、全治3ヶ月の重傷という身体刑。目には目を、歯には歯をというハンムラビ法典をはるかに超える罰を与えて平気な中学校教諭。そしてそれに対し何も対応しない学校と市教委。身体刑など今時ほとんどの国で廃止されているのに。教育的効果など考慮していないとわざわざ書くまでもないが、全く罪と罰が釣り合わない。宝塚市立中学校教諭の男とあるので公務員だから、憲法第36条の「公務員による拷問及び残虐な刑罰は、絶対にこれを禁ずる。」に該当するだろこれ。

暴行と体罰

記事では「体罰を加え」とあるが結果的に障害になっているのであるから、加えたのは「暴行」である。学校内であれば、障害に至らなければ、「暴行」の内容を行なっても「体罰」となるのであれば、それはおかしい。区別するから体罰はなくならないのである。刑法犯の類型である「暴行」に当たるのであれば、「体罰」などは存在しない。現に、記事の途中では、「暴行」という語を使っている。ではなぜ最初は「体罰」としたのか。「体罰」の語を使っているのは以下の部分。

中学校の部活中、部員の男子生徒2人に体罰を加えてけがを負わせたとして、兵庫県警宝塚署は12日、傷害の疑いで、宝塚市立中学校教諭の男(50)=西宮市=を逮捕した。

つまり、「〜として」という語が使われていることから、兵庫県警宝塚署が「体罰」という語を使ったということ。しかし、神戸新聞の基準ではこれは「暴行」に当たるとしたので、神戸新聞として書いた部分は、「暴行」となっているということだ。恐らく逮捕されているからだろう。

「誰が」の部分も逮捕が影響している

「宝塚市立中学校教諭の男(50)=西宮市=を逮捕した。」「男らが部員を対象に聞き取りをした結果」「男は2016年から同校で勤務」と、「男」としている。これは犯罪の被疑者に使われる語で、大抵の体罰絡みの記事の場合は、「男性教諭」「担任」のように表現される。今回は「男」とされているので、逮捕という事実は大きい。しかも、最初から「宝塚市立中学校教諭」ではなく「宝塚市立中学校教諭の男」と、「男」にこだわっている。ただし、この神戸新聞は、別の新聞では実名報道である中、あくまで容疑者であることを強調する「男」という語にこだわっており、かなり表現や人間のバランスに気を使っていると言える。

怪我の内容の悪質さ

この事件、ケガの内容も酷い。

12歳の生徒は背骨を折り全治約3カ月の重傷で、13歳の生徒は首に軽いけが

3ヶ月の重傷という数字も酷いが、「背骨を折り」、「首に」と損傷場所が極めて悪質。首も背骨も生命の危険がある場所。この犯罪者は、命の危険のある場所を狙っている。アイスを無断で食べることはもちろん悪いことである。しかし、その罰として、何のためらいもなく命の危険に晒す罰を与えることなできる人間は、アイスを無断で食べる人間より悪質度は途方もなく高い。何のためらいもなくと書いたのは、1人ではなく2人にきっちり首と背骨という危険な場所にケガを負わせているからである。偶然首に、偶然背骨にということではなく、ねらっていたということ。首にケガを負わないように首に技を仕掛けた、背骨にケガを負わせないように首に技を仕掛けたなどということは考えられない。ゆえに過失犯とは言えまい。

見せしめという方法の悪質さ

叱るのは、他人のいないところで…というのが、叱る場合の基本である。しかしこの男は違う。「部員らの前で暴行を加えた」とあるように、他の生徒の前で暴行を働いているのである。つまり、これは、罰ではなく、他の生徒に対する見せしめのために暴行を働いているのである。背骨や首といった生命の危険に晒されるような場所を狙って攻撃したのも、それを見る者に恐怖心を植え付けさせるためである。もはやこれは先生と言われる者の所業ではない。恐怖政治を行う為政者のそれである。一番ダメな人間を教育の場に置いていたということ。

両頬を数回殴ったり

と書かれている。ビンタでも体罰問題となるのに殴っている。しかし、首や背骨にケガを負わせたという、しでかしたことの大きさを見ると、頬を殴るくらい大したことではないように見えてしまうのが恐ろしい。頬を殴ったことによる勢いにより首を痛めた可能性は考えられるが。

学校の対応

 宝塚市教育委員会によると、事案が起きた9月25日、学校側から市教委に報告があったという。
 同校は10月12日午後7時から、保護者会を開いて説明。その後、午後9時すぎに同校から市教委に逮捕の連絡があったという。同市教委は「まずは事実確認を進めたい」とした。

事件が発生した当日に学校から市教委に報告ということ。これだけの傷害なので恐らく救急車が呼ばれたか、自宅に帰った子供の状態からすぐに親が病院に連れて行くとともに学校に病状を連絡したのだろう。学校の教諭が生徒の背骨を折ったというのはとんでもないことであるから。しかし、それなのに学校も市教委も2週間以上何も表立ってしていない。いや、大ごとになることわかるだろこれ。しかし、何も起きなかったのかもしれない。恐らく被害者本人と親が色々求めても、まともな対応をしなかったのだろう。それでこうなる。

2人の両親が数日後に同署に相談。10月に入って被害届を出した。

かくして事件は明るみになる。学校も教委も何もしなければそうなるよねというケース。

報告を受けたが特に何もしていないと黙示的に答える市教委

10月12日午後7時から、保護者会を開いて説明。その後、午後9時すぎに同校から市教委に逮捕の連絡があったという。同市教委は「まずは事実確認を進めたい」とした。

市教委は、逮捕と聞いて何かコメントをしなければならなくなったが、「まずは事実確認を進めたい」としかコメントができなかった。つまり、報告を受けてから2週間以上、市教委も学校も何もしてこなかったということである。少しでも何かしていれば、もう少しそれらしいコメントができたはずである。ここでのポイントは、「まずは」という言葉。今まで何もしてなかったし、これからもあまりしたくないけど仕方がないからやるか…という意味がこの3文字に凝縮されている。

逮捕されなければ、おとがめなし

宝塚市では、教諭は、逮捕されなければ、3ヶ月の重傷を負わせてもお咎めなしなのである。これまで2週間以上あったのに、逮捕されて慌てて当日夜間に保護者会を開かれても、保護者は良い迷惑である。しかも保護者会開催を優先して、保護者会後に市教委に連絡とか、のどかな田園風景を見るようである。同時に処理することはできなかったのであろうか。まあ、報告しても特に何もしない市教委だから、後回しという発想は理解できなくもないが、この学校の対応は酷い。

成長期

中1ならば、成長期真っ盛りのはず。そんなの体づくりの大切な時期に、背骨や首に障害を負わせるとか、全くなんということなのだろう。