ベガルタ仙台MF道渕涼平選手の傷害容疑の逮捕事件。本人もだが、何も対応しなかったベガルタ仙台も責められることになるのだろう。
これが問題にならないと考えたということであり、ベガルタ仙台は、コンプライアンス系が弱いことを露呈したということ。
「今回」の記事
何でこんなものが存在するのか不明だが、道渕選手が刃物を持った狂気の表情のアップ写真付きで報道されている。もう何も書かなくとも、この写真だけで見る者は理解できる。犯罪者の意識として、こんな写真を撮られたらまずいと思うはずである。しかし道渕選手は、それさえ考えられなかったということで、写っている表情以上のヤバさを感じる。
前歴がある
2017年には暴行容疑で逮捕されている。
まあ、この、3年後に傷害容疑と暴行からグレードアップする形で逮捕されたということ。
この時、記事によると、道渕選手は、次のように言っている。
この度のことは、社会人としてあるまじき行為であり、弁明の余地はなく、深く反省するばかりです。
今後は全てのご批判を真摯に受け止め、二度と同様の過ちを犯さないことをお誓い致します。
「お誓い」と「お」をつけなが、「致します」で済ませるセンスは、誰か文章をチェックしていないのかと思わせるが、まあ、普通のお詫び文である。しかし、お誓いまでしたのに、同様の過ちを犯さないどころか、犯罪の態様を、暴行から傷害へグレードアップさせている。悪化させて再発という事態。
タイミングの悪さ
こんな記事が半日前に出ている。この道渕選手、日本代表も視野に入る逸材だということ。
日本代表に推す声が関係者から聞かれるほど、異彩を放っている。
確かに異彩を放つというに相応しい。普通のサッカー選手は、傷害罪で逮捕されないから。
日本代表に推す声は、なくなるしかない。
健全な肉体があっても、全くダメな精神が宿る実証実験でもしているのだろうか。日本のサッカー界。この道渕選手よいしょ記事が出たタイミングを見計らって傷害容疑記事を出したとか、このよいしょ記事と意図的に連動させて傷害容疑で逮捕の記事を出したとか、そう考えてしまうほどアゲてからサゲるタイムリーな2つの記事。
こうなる前にベガルタが…
この人、前歴があるのにまたやってしまっている。で、前回は、恐らく本人としては大したお咎めもなく済んだと考えていて、今はベガルタ仙台に移籍してプレーしている。特に、1回目の逮捕時のチームは、今はJ2に沈んでいるが、自分は現在J1のベガルタに在籍。そうなれば万能感も出るだろう。暴行なんて何も恐れることなしとなっても仕方ない。まあ、そういう場合、人はエスカレートしがちなもので、この人もそうなっただけ。わかりやすい性格。ただし、こうなるような人は、こだまに夢を与える立場の人になってはならない。
で、ベガルタ仙台の対応である。まあ、事件の詳細が分かるまでは…というのもあるかもしれないが、傷害罪で逮捕というのは、暴行とは違う。傷害の証拠も出されているということ。これを逮捕後の推移を見守ったみたいな言い訳をもしするとしたら、なかなか厳しいだろう。動くとめんどくさいことになりそうだから動かなかったというのが正解だろう。で、ことが大きくなってから大慌てで対応と。このことが大きくなってから対応のまずい点は、大きくなるタイミングが分からないこと。しかも、大きくなった瞬間に、直ちに対応が求められる。まあ、もっと前から弁護士等と相談の上、準備していて、弁護士等から、ことが大きくなるまではベガルタ仙台側から敢えて言うことはないと言われていた可能性はある。ただし、道渕選手の傷害事件での逮捕がネットに上がって6時間経っても公式ページおよび公式twitterアカウントには、何も言及されていない。なんというか、深夜に対応することはしない労働基準法を守る会社ということか。
道渕選手のSNS
twitterもInstagramもベガルタ仙台公式ページ同様、6時間経っても投稿なし。
今後、ベガルタ仙台も本人もなんらかの対応をし、それを報道か、リリースか、SNSで明かされるのだろう。さすがに今回のはちょっと酷い。