時々のこと

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素手でノック受けさせ3週間のケガ


神奈川県藤沢市の私立藤嶺藤沢高校硬式野球部で、練習中に監督が、男子部員にノックを素手で3球受けさせ、全治3週間のけがをさせた件。

なんだろうか、この危険な感じ。不適切な指導ではなく、パワハラではないのか?パワハラも指導の中に入るのか?

記事

状況

同校によると、監督は9月26日のノック中、捕球ミスをした部員に対し、「グラブを外しなさい」と指示し、ノックバットで計3球を打って素手の左手で捕球させた。部員は翌27日の練習前、監督に手のひらが腫れたことを伝え、同28日に病院で3週間の挫傷と診断されたという。

これが指導であるならば、合理性があるはずである。手の感覚をつかむのに有効と言うのであれば、プロなり他の高校なりで行われているはずである。しかも、安全性を確保の上で。しかし聞いたことがない。ケガをさせた段階でこうなるのは目に見えている。

不幸中の幸い

3週間の挫傷というのは、不幸中の幸いなのかもしれない。まあ、野球が上手い子なのだろうから、その意味では、考えられないくらいの重傷と言えるかもしれないが。

お上のお沙汰待ち

学校は、「監督を1カ月指導停止などの処分としたうえで、県高校野球連盟に報告した。」と。この1カ月の間に、お上のお沙汰を待つのだろう。

日本学生野球協会は日本高野連から処分案の上申を受け、17日にも処分を公表する方針。

とあるので、その処分をもって正式な処分になるのだろう。

まあ、監督本人の感覚では、「手のひらで捕球する感覚をつかんでもらいたかった」というのは、半分は本気で、あとの半分は、1人を見せしめにすることで、チーム全体に「本気」でプレーする雰囲気が維持されることを望んでいたということなのだろう。本気とは?という話になるが。まあ、見せしめという発想があった場合、それだけでダメといえばダメなのだけれど。こういうの、昔からあってなくならないね。

無自覚のパワハラ体質

いじめ的なものや、監督の陰湿さがあると、記事から漏れ出て来てなんとなく気づくものであるが、この記事からはそのような臭気は感じられない。この生徒に対して特別悪感情もなく、自然にグラブを外させ受けさせたのだろう。このナチュラルさが逆に怖いと言えるのだが。しかし、受けさせたのも3球であり、悪意を持って、ケガをしかねない行為を取る指導者とは、なんとなくだが違う気がする。結果的に怪我を負わせてはいるけれど。この辺り、何かモヤモヤする。このモヤモヤが、自分の中の無自覚のパワハラ体質の表れな気がしてならない。