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罪と罰:コーヒーをカフェラテにした差額分100円程度で、強盗殺人未遂って…割に合わない


コンビニの客が自分で注ぐ方式のコーヒーで、最低価格のもののお金を払いながら、より高いカフェラテを注いだのをコンビニオーナーに見つかり車で逃走しようとしたところオーナーが車につかまったので発進し、しばらく走って振り落としオーナーに重傷を負わせたというの全く非合理的な行為なのだが、こういう事件は過去にもあった。しかし、高々100円程度の差額で強盗殺人未遂って…あまりに高い代償になっている。

記事

容疑者がやったこと

Sサイズのコーヒーを購入した客が、値段が高いカフェラテを注いでいるのを店のオーナー(74)が見つけて指摘したところ、客は駐車場に止めてあった軽乗用車に乗り込んで逃げました。

車を制止しようとフロントガラスのワイパーにしがみついたオーナーは数百メートル先で振り落とされ頭に大けがをしました。

Sサイズのコーヒーとカフェラテの差額を免れるために、被害者が大けがをしている。しかも車にしがみつくオーナーを乗せたまま車を走らせ、振り落としている。確かに数百メートル走るということは、停止する気がないということ。殺人の故意があるだろうとなったか。何やってんの、コンビニのコーヒーの差額で。

行為の結果(容疑)

警察が防犯カメラの映像を分析するなど捜査を進めた結果、(略)強盗殺人未遂の疑いで逮捕しました。

強盗殺人未遂!

強盗致死傷罪

強盗殺人は、強盗致死の内、殺す気があった場合の罪。強盗致死では、殺す気があってもなくても刑法上は同じ罪になるが、報道ではそれを分けて評価している。つまり、この容疑者の行為は、殺す気満々だったと。

強盗が、人を負傷させたときは無期または六年以上の懲役に処し、死亡させたときは死刑または無期懲役に処する。(刑法第240条)

死亡させた時の既遂は、死刑又は無期懲役のみ。そんな罪の未遂。人を負傷させたことについては既遂ということだろうから、無期または六年以上の懲役の罪は犯したということか。何やってんの、コンビニのコーヒーの差額で。

他の事例との比較

これ、銀行強盗やって逃走時にそこにいた人にぶつかって軽い怪我をさせた場合より重い。銀行強盗が銃をぶっ放し、怪我を負わせたのと同じ。何やってんの、コンビニのコーヒーの差額で。

容疑者の認否

調べに対し、「違います」と容疑を否認しているということです。

これ新しい。やっていないとは言っていないということなのか?何がどう違うのか言っていないのか、書いていないだけか、とにかく容疑者の主張はよくわからない報道になっている。

未必の故意

強盗殺人未遂と言うが、容疑者は積極的に被害者を殺そうとして殺せなかったのではなく、この行為を続けたら死ぬかもしれないが、死んでも構わないとなんとなく思いながら行為したということ。そもそも容疑者がどう思ったかの問題なので、本人が話さないと実際は分からないが、記事からは「違います」と言うだけで、殺そうと思ったか否かは明かされていない。行為から見て、積極的に殺そうとはしていないが、死ぬかもしれないと思う行為はしているでしょということで、強盗殺人未遂容疑としたのだろう。