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罪と罰:マスク拒否で検察を本気にさせてしまった男


今でこそノーマスクと言われ始めたが、未だ感染リスクが高いからマスク着用を言われていた時に、ノーマスクを貫こうとしてトラブルになった人は多い。2020年9月にピーチ・アビエーションの機内でトラブルになった男性も、そういったどこにでもいそうな人の内の1人だったのだろうが、度を越したために検察をヤル気にさせてしまったようだ。求刑は懲役4年…これ、執行猶予は付けさせないよという検察の意思の表れ。

記事

検察側は懲役4年を求刑

36歳という年齢でも我欲を押し通し、社会内での改善更生も見込めず、保護観察も守れるとは思えない。刑務所で徹底的に矯正教育を受けるべき

「社会内での改善更生も見込めず」は、その通りで、注意されても「我欲を押し通し」てしまうのだから無理だなと、その言い分を納得できる。年齢も言及されていて辛い。確かに36歳ならもう考えを変えるのは難しいねとなる。そういう言葉を積み重ねた上で、保護観察も守れるとは思えないと言い切るのは説得力ある。だから、刑務所で徹底的に矯正教育を受けるべきとなるのは論理一貫性がある…のだが、最初に立ち返ってよく考えるとやっていることはノーマスクの主張なのだよね。怪我を負わせたというが、散々揉めた後のことだと思うし。

模倣犯を牽制するため?

ピーチ・アビエーションの事件では模倣犯が既に出ていて、判決次第では今後も模倣犯が出てくることが危惧され、広く社会に害悪を与える

これが狙いなのだろうな。ノーマスクでは懲役4年のリスクがあるぞ、それでもやるのか?という牽制効果狙い。

懲役4年求刑にみる検察の本気

(刑の全部の執行猶予)

第二十五条 次に掲げる者が三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金の言渡しを受けたときは、情状により、裁判が確定した日から一年以上五年以下の期間、その刑の全部の執行を猶予することができる。

これ、刑の全部の執行猶予を受けるには、三年以下の懲役でなければならない。そして求刑は懲役4年。つまり、検察は実刑を狙っているということ。

私は無罪です。無実です。

被告本人は無罪を主張している。

私は無罪です。無実です。2020年にピーチ機内でマスクをつけなかったことを大変誇りに思います。

しかし、無実ということはないな。2020年9月にノーマスクで機内トラブルになったのは事実。それをどう評価するかだが、「機内でマスクをつけなかったことを大変誇りに思います」と言ってしまっている。これは検察の主張「36歳という年齢でも我欲を押し通し」も、「社会内での改善更生も見込めず」も、「保護観察も守れるとは思えない」も肯定する材料になる。つまり、被告本人の言葉は、「刑務所で徹底的に矯正教育を受けるべき」の裏付けにしかならない。被告、本気で戦うつもりなのだろうな。だから検察も懲役4年という執行猶予つかない実刑を狙った求刑をして本気出してきたと。