時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

【高校部活サッカー】怪我による離脱が小中学校時代より多くなっている印象


うちの子が3年生が抜けた新チームでAチームに入れていることは、部内全体のサッカー技術のレベルもあるが、性格も大きいと思う。真面目というより盲信者という感じで顧問の言うことを絶対としているのが、家で話を聞いているだけで分かるから。それは高校サッカー部で試合に出るためなら良いかもしれないが、今後の人生で良いように使われる人間になりそうで親としてはその辺りちゃんと教育したいから。

そういうこともあり、うちの子はAチームにいるが、そこで更に試合に出られているのは運の要素もあると考えている。

ポジションの被るライバル

Aチームの試合にスタメンで出るためには、Aチームに所属した上で、同じポジションのチームメイトより抜きん出ていると顧問に認められる必要がある。そして、好き嫌いで選ぶのでなければ、恐らく同程度の戦力と思われれば、先輩がスタメンとなるだろう。そんな中でうちの子がスタメンで出場できているのは偶然の要素もあると思える。うちの子はポジションを争う先輩のことを上手いと言っており、かつ3年生の代の時に、3年生を差し置いてそのポジションで既に出場していた選手なのである。では何故うちの子がスタメンで出場できるのか。それはその先輩が代替わりのタイミングで長期離脱が必要な怪我をしてしまったからである。

人生で"高校サッカー"ができる時間は3年もない

当たり前だが、どんなに長くても3年弱しかない。大抵の部活生は高校サッカー部の生活は2年半で終わる。終わったら2度と高校の部活はできない。そんな大切な時間を怪我で奪われるのは、たとえうちの子とポジションを争うかであっても気の毒に思う。高校の部活は、その子が最も本気でスポーツに打ち込んだ時期になるだろうから。

これまで重い怪我はなかった

うちの子は幸い怪我で公式戦に出られないという経験はない。小中学生時代はフィジカル要因でスタメンが危いということはあったが。これまではツイていたというだけだろう。高校になると、公式戦だけで無く練習試合でもラフなプレーが多いらしいし。レフェリーの見ていない所で踏んだり蹴ったりが行われているらしい。現にうちの子も練習試合で相手チームに蹴られたとか踏まれたとか言ってて、手の指を痛めて整形外科に行ったりもしている(サッカーでキーパーでもないのに手の指って…という感じだが)。こういうの高校の部活サッカーではいらないのに。

とにかく部活を休むような怪我はなかった。

先輩も復活したが、うちの子はスタメンで出続けている

そんな先輩も最近、復活したらしいのだが、さらにこのタイミングで近いポジションの子が怪我で離脱し、復活した先輩がそのポジションで出ている。このため、うちの子は自分のポジションにおいてスタメンで出続けられているということらしい。もう一人ポジション争いをする先輩がいるが、その人も長期離脱で、まだ復帰できていないらしい。いつ下げられるかは分からない状況ではあるが、これほど周りで怪我で離脱する人が多いということは怖い。怪我をしたら、試合に出る出ないではなく、治るまでの間、サッカー自体できなくなるのだから。

骨の成長期が終わったということ

成長期が終わり体が大人に近づくということは、怪我の怖さも大きくなるということだろう。小学生であれば大したことのない転倒も、高校生であれば部活ができなくなる怪我になりうるから、小学生や中学生の頃はあまり聞かなかった怪我による離脱が、よく聞く話になったのだと思う。

妄想的期待

誰かが怪我で抜けた時、多くはそのポジションの2番手が上がるのだろうが、そうでなく他のポジションの子がその穴を埋めるとなって、うちの子がポジションを争う先輩が移ったのだが、今後、その先輩が戻った時には、ポジション争いはどうなるかは、結構ドキドキしている。ポジションを移らなかったうちの子が、スタメンを守ると期待している。更に、もう1人の怪我で休んでいる先輩がいつ復活するかでも状況は変わるので、なかなかに緊張を強いられる。まあ、親ができることはほぼ無いのだけれど。

怪我による離脱の怖さ

先輩は上手いとうちの子自身が認めるが、長期離脱していた間にうちの子が出場した試合の評価により、顧問たちが先輩と比べたうちの子の相対的評価が上がったということは十分考えられる。もしそうならば、怪我というのはやはり怖い。単純に試合に出られないだけでなく、その間、ポジションを争う他のメンバーが試合に出てアピールするチャンスを与えることになるのだから。これは中高の部活だけでなく、どのチームでも起こりうること。J1どころか海外のプロチームでも頻繁に起きている。怪我は本当に怖い。だからといって、うちの子とポジションを争う子たちの怪我を願うわけではない。プロならば生活がかかっているのでまた違うだろうが、うちの子の通う学校レベルの部活サッカーは、高校生活3年間を充実したものにするためのツールであるので、ライバルの怪我を願うなどということはない。とはいえ、スタメンで試合に出るということは、これまで小中時代になかなか恵まれなかったので、高校でその埋め合わせをしてもらいたいと、神様に願う気持ちはある。