「人の不幸を喜びたくない」と言うコメントは、一見カッコイイこと言っているように見えるが、大人としての感覚が足りない感じなので、もう少し考えて発言すべきだったのではないか。
記事
理由
大迫は「誰かのけがを祈ることなんてしたくないじゃないですか。人の不幸を喜びたくないので、そういうふうに生きたくないかな」と断った理由を語った。
1人の選手として考えを持って断るという判断することは良いことである。ただし、この断りの言葉が記事になると、厄介なことになる。
バックアップメンバーに決まった人への変なイメージ付けになる
大迫選手の説明ではバックアップメンバーは、「誰かのけがを祈る」人ということになってしまう。バックアップメンバーは、日本代表が闘うには制度として必要なもので、確かに代表メンバーに負傷者が出ると繰り上がることから、「誰かのけがを祈る」ということがありうるというのは想像できるが、それを全面に押し出して、だから自分はバックアップメンバーを辞退するというのは、流石にバックアップメンバーになる人に対して失礼な発言。
更に加えての要らないこと発言
大迫選手は、これだけではなく更に加えて今後の代表復帰について、
また監督が代われば、選ばれる可能性もある。オフはゆっくり休んでもう一回、体を整えて、鍛え直したい。全力で頑張ります
なんて言ってしまっている。監督が変わること前提なのね。というか、まあそれは変わるのだろうが、こういうこと言うのはどうかという感じ。ストライカーというのはこういう人たちなのかとも思うけれど、記者の前くらい抑えればと思ったりする。
結局、悔しさが滲み出ている
「誰かのけがを祈ることなんてしたくない」からも「また監督が代われば、選ばれる可能性もある」からも、何でメンバーに選ばなかったのだという主張が裏にあるのは透けてしまっている。これは記者が上手く引き出したということなのだろうけれど…もう少し上手く発言した方がと思わざるを得ない。