3年の選手権において予選の予選を勝ち上がれず敗退。これでうちの子の高校サッカーはおしまい。最後はスタメンフル出場できて良かった。
しかし突然の引退決定。うちの子を含む部員たちは、試合終了後、崩れ落ちて立ち上がれないということもなく並んで、観戦した家族友人たちに挨拶していた。リーグも上の高校だから相手の力の方が上だと分かっていたからね。逆にこんなチームが予選の予選にいることが異常な気がする。
うちの子の部活動は、あとは恒例の後輩たちも含めた紅白戦で終わり。うちの子が高校の公式戦ユニフォームを着ることはもうない。
親としても、かなりあっけない突然のことだった。分かっていたことなのに突然感がある。
不思議な感じ。もう朝練で朝早く起きることもないし、毎日の汗をかいた大量の洗濯ものもない。土日に試合見学に行くこともない。子供だけではなく、親の生活も変わる。そんな突然のことが、選手権予選の予選の試合に負けた…これだけで決まる。数多のサッカー部の子を持つ親が経験したことを自分も経験しただけなのに、今日のことは特別な感じがする。中学の部活最後には感じなかった特別感。
とはいえ、これからは受験勉強に邁進してほしい。サッカーは、大学に上がると、サッカー部は高校時代より更にレベルアップした面々が集う場になるので、サッカー部で続けろと思わないし、もう十分と思うなら他のサークルでもなんでも構わないから打ち込めるものがあれば、それをやってほしいなと思うくらい。
中学の部活最後には感じなかった特別な感じは、これなのだろうな。もう自分の子供が競技サッカーで戦う姿を観戦に行くことはないということに薄々気づいて、今日が最後と無意識に認識しているのだろう。
とにかく、うちの子の高校サッカー部の生活が終わった。2年と少しの間のうちの子の人生における短い出来事であり、終わりはあっけなく訪れたということ。
