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コロナに対する人体実験と対策の効果検証の違い


横浜スタジアムで、入場制限を段階的に緩和しながらさまざまな対策の効果を検証する取り組みが始まった。これを人体実験と呼ぶか否かの話。

記事

mainichi.jp

横浜DeNAベイスターズのチケット

プロ野球は現在、入場者を収容人数の半分に制限している。この日は80%まで入れるように緩和したものの、観客は51・2%にとどまった。球団の観客動員数は近年右肩上がりで、昨季は横浜スタジアムでの観客動員率は98・9%に達していた。

記事の通り、ベイスターズの試合は、昨年までは、買いたくても買えない人気チケットだった。ドームではなくオープンエアの球場であり、換気については注意はいらない。

2密

ということで、この横浜スタジアムでの検証は、密閉、密集、密接の3密の内、密閉のない2密でのものとなる。

人種的なのか対策の効果検証なのか

横浜DeNAベイスターズの木村洋太副社長は次のように語っている。

「明日以降のスポーツや、大規模イベントにつながる思いがある」と強調。インターネットなどで「人体実験ではないか」と批判の声があることについては「私どもは人体実験という認識はない。参加する皆さんと一緒につくりあげる明日に向かっての実証だと思う」と語った。

これ、視点というか、言い方だけの問題で、「実証」のベースとなるデータは、人が感染したか否かだけである。まさに人体に関するデータを用いた検証。視点、言い方が違うというのは、人体実験と言う側は、データ提供側個人視点で捉えている。個人の場合、死のリスクのある病気なので、この実証で感染したら、その後が大変であり、感染はしたくない。しかし、実証と言う側は、あくまでデータのみに興味があり、同じく感染者は出て欲しくないが、ある程度感染数が出ても、統計的数字としてしか見ない。副社長の「私どもは人体実験という認識はない。参加する皆さんと一緒につくりあげる明日に向かっての実証だと思う」と言う言葉がそれを明確に表している。感染者も、明日を作るための協力者だとしかみていない。

結局、参加者から見れば人体実験と言えるものに参加する者が、「人体実験という認識はない」という主催者側の考えをどう捉えるかの話であって、人体実験か否かは、主観的なものでしかない。参加者にとっては、人体実験と言えるのだから。

オリンピック開催には必須の実証

オリンピック開催するとすれば、このような実験を行って、問題ないことを示さないと、各国に説明できないだろうから、やるのだろうが…東アジアで新型コロナの感染が低いという事実が、地政学的なものであり、人種的なものではないという実証も必要ではないだろうか。ヨーロッパを含む諸地域では、初夏の感染拡大も、秋の拡大も東アジアの比ではなく大きい。それらの国からも選手を呼ぶとなると、単に日本人の割合が多い実証実験だけでは安全性を示すことは難しい。