時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

優れた着眼点…気象庁を装う悪意のメール


頭が良いといえば頭が良い。

気象庁の情報は欲しいから、ダウンロードしたくはなる。しかしちょっと甘いのではとも思うが…

記事

着眼点の良さ

気象庁という権威が提供するアプリということで、ダウンロードしようかと考える者は多くいるだろう。地震や津波の情報を提供するアプリが既にたくさんある中、選択される可能性を高くするには着眼点は良い。これは、新規に地震津波情報提供アプリをダウンロードしようという者だけでなく、今まで使っているアプリをやめてこちらにしようという需要を掘り起こす可能性も高い。気象庁というブランドをうまく生かす作戦である…ニセモノだけど。

甘い点?それとも熟慮された点?

しかしこのアプリも提供する情報が、地震や津波の情報という点がまだまだである。
もっと日々の活動に密着したものにした方がニーズが高いはず。地震や津波の情報は、滅多に起こらないものであり、必要性を感じない人も多い。これが、日々のお天気アプリならば、ダウンロードしようと思う人の数は大きく増えるであろう。
ただ、考えようによっては地震津波アプリを選んだことに理由はある。偽アプリ的にみた地震津波アプリとお天気アプリの使われ方の違いは、使用頻度と使用方法である。お天気アプリは、日々、天気の確認をユーザーが自らの意思でアクセスして行う。一方、地震津波アプリは、地震や津波発生のリスクが高い時に、アプリ側がユーザーに通知する形で行う。つまり、偽アプリ提供側としては、お天気アプリであると、ダウンロードされたその時から使えるアプリでないと偽アプリとバレてしまうのに対し、地震津波アプリの場合は、地震津波が発生しない限り中身が何でもバレない。偽アプリ提供側が、ちゃんとお天気アプリ、地震津波アプリを用意しているならば問題ないが、そうでなければお天気アプリは、バレてしまうリスクは高くなる。
偽アプリ提供側は、ダウンロード数を稼ぐことと、バレる可能性を低くすることの兼ね合いから、お天気アプリではなく地震津波アプリを選んだのであろう。

お上のアプリという権威付け

やはり、気象庁という権威に目をつけたのは、この偽アプリ開発者は頭が良い。しかしこういう才能を日の当たる場所別なところで生かすことができると良いのだが…しかしこういう悪知恵は、表で生かすチャンスなどないのか?もしくは悪知恵が働く人って、その才能を表で働かせようとしてもできない人なのかもしれない。何となくそう思う。