時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

宇治市開発のスマホゲームの命運


なんでそうなるのか?と誰もが思うであろう謎のプロジェクト。ふるさと納税を活用してその費用を賄うという点は評価できるか。

記事

どんなゲームか

宇治市を舞台にしたスマートフォンゲームの開発です。マッチョな主人公の平安貴族が、平等院や宇治橋など市内の観光名所を巡って敵を倒すというゲームで、令和の時代に、その作りは昭和のファミコンゲームのようです。

非常に古い感じのバトル&アクションロールプレイングゲームという感じ。キャラクターも見た感じカッコ良さや可愛らしさを感じない、粗雑な感じで、昔のストリートファイター風テイスト(もちろん狙っているのだろうが…)。今の時代、擬人化美少女キャラに流れそうになるはずだが、そうならなかっただけ、考えられているというべきか。

予算

約1200万円。今時でないゲームではあるが、安すぎる気がする…何かのゲームの流用かもしくは、開発ツールが充実しているのだろう。どこが受注したのかは、気になる。

デモ版はできている

記事の中の動画では、既に記者がゲームをプレイしている。また、そもそもふんだんにゲームシーンが映されている。これは、デモ版であったとしても、既に発注しているということか?

ふるさと納税を活用したクラウドファンディング

ふるさと納税を活用したクラウドファンディングでその費用を賄うというのは、良い方法であると思われる。ふるさと納税は、それを目的に資金を集めることができ、宇治市としても、ゲーム開発だからこそ納税してくれたのであり、ゲーム開発が無ければ入らなかった税収と言うことができる。つまり、市の予算を無駄に使ったという非難を避けることができる。

目的

人口減少対策の切り札

ということだが、まあ、無理だろコレ。なぜなら、宇治という地名は広められても、こんなバトルゲームをやって移住したいという人はいないのではないだろうか。住むところは人生の上で重要なもので、しかもバトルゲームの舞台というのでは、魅力は高まらないと考えられる。

成功するのか

まあ、何をもって成功というのかが分からないところがPR活動投資の良いところで、先の動画にしても、アクセス数は60万件に上り、全国市町村の魅力度調査も上昇というように、何かしら実施前後で良くなったところを探し出せば、成功したと言えるのだろう。アクセスはともかく魅力度が上がったのが動画が決め手とは言い切れないはずだが、言い切ってしまえば勝ちみたいな。開発金額も高いとは言えず、予算内にちゃんと動くゲームが提供される限り、多少工期が延びても成功と評価されるであろう。

コメント

美少女系に流れなかったのは、評価したい…しかし、単に予算がなくて、キャラデザを依頼するお金と、美少女系にすると、繊細な描画が必要になるので、こんなドット絵のような開発ではなくなり、コストが跳ね上がるはず。つまり予算の制約から美少女系でなく、今の形に落ち着いた可能性はある。

動画程度でシャレ!で済ませておけば良かったのではないだろうかとゲームリリース前の現在は思うのだが…大化けするのかもしれない。