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米国は新型肺炎ではなくインフルエンザが脅威


アメリカのインフルエンザ死者数が全米で1.4万人。感染者数2600万人ということは、致死率は0.05%。
一方、中国の疾病予防センター発表の新型コロナウイルスによる患者は、4万4672人で、死者数は1023人。致死率は2.3%。
致死率こそ低いが、死者の絶対数は、アメリカのインフルエンザの方が15倍近く多い。患者数に至っては、実に600倍である。

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ヨーロッパ系人種はインフルエンザにかからないという俗説の否定?

ヨーロッパ系人種は平熱が高いのでインフルエンザにかかっても、気づかないという俗説があるが、今シーズンに限ってはそうではないようだ。現在までに人口の8%近くが罹患している。この異常事態に対し、実は米国で蔓延しているのはインフルエンザではなく新型コロナウイルスではないかという説も浮上している。

新型コロナウイルスなのか?

全米で猛威を振るうのが、インフルエンザウイルスではなく新型コロナウイルスであったとしたらと仮定する。米国民の8%近い発症であれば、米国線の航空機は現在も普通に飛んでいるため、米国から海外へも感染が拡大するはずである。翻って日本を見てみる。新型コロナウイルス関連がトップ報道されない日はない感があるくらいであるが、日本で感染者、死者が激増したとの報道はない。さすがに米国で1.4万人の死者を出している原因が新型コロナウイルスであれば、米国との行き来に制限のない日本でも広範囲に感染してしまっているだろう。それがみられないのだから、やはりインフルエンザと考えた方が良いのかもしれない。しかし、なぜ今シーズンの米国で猛威を振るっているのかは不明である。可能性としては、これまでインフルエンザ症状についてあまり関心を寄せていなかった米国民が、新型コロナウイルスの登場により、敏感になり、受信したらインフルエンザだったというケースが増えているのではないだろうか。つまり、発生実数は、従来とあまり変わらなくとも、認知件数が増えただけなのではないかと。

日本のインフルエンザと新型コロナ

日本においても、インフルエンザによる死者は少なくなく、2018年で3千人を超えている。その意味ではアメリカの感染者、死亡者が急激に増えたと言っても、日本と大きくは変わらない状況になっただけとは言える。これまで罹患していなかったものが、何かの理由で発症するようになっただけと考えることはできる。新型コロナウイルスについては、その致死率の高さから感染拡大防止が叫ばれ、マスコミ報道も多いが、インフルエンザについては、日本においては、毎年経験しているものであり、死者の絶対数は多いが、これについては今シーズンは、あまり報道されていない。本質的には、新型コロナウイルスの各自レベルでの予防策と言われるものが、インフルエンザの予防策と同じであるので、ことさらインフルエンザについて報道することもないということであろう。