時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

新型コロナとレジ係とセルフレジ


不特定多数の人と至近距離で接する仕事。新型コロナウイルスが蔓延し、緊急事態宣言がなされた今も、それに従事している方々がいる。その代表例は、スーパーやコンビニのレジ打ちの人たちを始めとした、接客業の方々。

薄利多売のジレンマ

スーパーにしろコンビニにしろ、一人のお客様から得られる収益などたかが知れている。これら業種は、多くの人に来てもらわなければ、経営が成り立たない。しかし、多くの人が来るということは、その中に新型コロナに感染した人がいる可能性が高まる。つまり、スーパーやコンビニでは、経営上好ましい状態とは新型コロナ感染リスクが高い状態でもあるということになる。このジレンマは悲しい。

厚利少売のジレンマ

スーパーやコンビニのように薄利多売のビジネスではなく、利益の厚い業態ならば、接客側の感染リスクが低いかといえば、そうともいえない。大抵の場合、このような業種は、1人の顧客と接する時間が長い。そうなると濃厚接触となる可能性が高くなる。これもまた悲しいジレンマである。

嫌がらせ

接客業は、現在、意識的無意識のいずれかを問わず、悪質な嫌がらせの最前線になっている。

マスクをしない客

単純にこのご時世にマスクをせずに店内を歩いているだけで恐怖である。店員だけでなく、他の客にとっても。

発熱なのに来る客

発熱しているとわざわざ言う客もいるらしい。なにを考えているのかわからない。まあ、言わないよりましとも言えるが、それより来店は今日じゃなければダメなのかという根本的なところにこの客は問題がある。

咳こむ客

接客中に咳こむ客。もちろん本当に苦しいなら、接客側にとっては嫌なことではあるが、仕方がない。しかし、わざとマスクを外して咳こむ客もいるらしい。

発熱なのにマスクをしない客

最悪である。接客中の会話で熱があることを言い、さらにマスクもしない。接客側は、マスクをしてくれともいえず、新型コロナ感染の恐怖の中接客しなければならないのは。完全なホラーである。

緊急事態宣言だからこそ不要不急の客

緊急事態宣言が出され、自宅待機を余儀なくされた人々。ずっと家でスマホ握りしめているのも限界がある。レストランやショッピングモールも休業が多くなり、行き場を失った人たちは、スーパーやコンビニにも向かう。また、こんな時でもなければ、平日の日中に自由な時間が取れないと、各種手続きに行ったりする人々もいる。

客が触った商品を持たなければレジ打ちできない

マスクもそうだが、レジ打ちには顧客が触った商品を持たなければならない。これも感染リスクを高める。ただしこれは逆も成り立つ。客は、レジ担当者が触った商品を触らなからばならないから。いずれにせよ、店員、客のどちらかがウイルスを持っていたら、商品を介在して感染するリスクは高まる。こういうのを気にする客は、普段はセルフレジを使用しない人たちでもセルフレジ志向になるだろう。

医療従事者、救急隊員よりも新型コロナウイルス感染リスクの高い業種

マスクと手洗いくらいしか防衛しようのない労働環境で、毎日多くの客と接しなければならない業態である接客業。新型コロナウイルスパンデミック時には、過酷な業種である。