『青葉容疑者はこれまでの調べに「京アニに小説を盗まれた」と一貫して主張』という記述が気になる。特に「一貫して」の部分。ここにこだわりがあるということは、動機に関わりがあることになるので、裁判においても主張すると思われる。つまり、京都アニメーションが盗作したか否かが争われる可能性があるということ。
記事
複数の京アニ作品名を挙げて「自分の小説を盗まれた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。京アニ側は盗作を否定しており、府警は京アニに小説を応募した青葉容疑者が一方的に恨みを募らせ、事件に及んだとみている。
これ、本当に一方的なのかは、裁判で明らかになるのだろう。
文学に造詣のある捜査関係者登場!
青葉容疑者の応募作品を読んだ捜査関係者は「学園ものなら表現はどこにでもあるようなものだったりする。青葉容疑者の認識の問題だ」と話している。
これは全く余計なお世話で、捜査関係者が、「どこにでもあるようなもの」や「認識の問題」と簡単に切り捨てることはできない。そもそもこの捜査関係者に、文学の素養があるのだろうか。できないのに話してしまうのはちょっといけない。
小説を書く目的
小説を書いたのは生活保護から抜け出すことを考えたのがきっかけだとも述べているという
こらは、何のための記述なのだろう。生活に困っているから、京アニから盗作をネタにゆすろうとしたということか?もしくは、生活に困って書いた金目当ての作品が、大した作品な訳がないとかそんな感じで容疑者を貶めているのか。ちょっとこの記述を何故入れたのか分からない。
京アニ側の少し変な主張
京アニは形式上の不備で1次審査を通らず、事件前は内容を見ていなかったと説明してきた。
これ、どう読んでも変。「形式上の不備で1次審査を通らず、事件前は内容を見ていなかった」などと、わざわざ容疑者の作品を見ていないことを強調するようなことを言っている。これ、盗作を否定するにはかなりお粗末な方法である。小説応募作を読みもせず落選させたと言っている。これは戦慄する。京アニの公募作に対するスタンスを意図せず語っている。更にこの記事の書き振り「事件前は内容を見ていなかったと説明してきた」も少し変。なぜ過去形?説明してきた?ここは「事件前は内容を見ていなかったと主張している」の方が自然。これらの記述はからは、京アニ側が、青葉容疑者に対し何らかの理不尽な行為を行っていたことを仄めかしているように見える。青葉容疑者が恨むのは一理あるという事実が出てくる可能性もある。
青葉容疑者と京アニの主張の対比
青葉容疑者の主張
青葉容疑者はこれまでの調べに「京アニに小説を盗まれた」と一貫して主張。
京アニの主張
京アニは形式上の不備で1次審査を通らず、事件前は内容を見ていなかったと説明してきた。
事件における何かがあぶり出される可能性
記事における書きぶりだけを並べて見れば、容疑者の方が力強く、説得力がある。これは何か放火殺人事件における何らかの事実につながる可能性を感じる。