なんというか、この巡査部長、よりによって、やっちゃいけないことしでかしてしまっている。個人情報管理の根幹、一番最初の個人情報取り扱い者がそれを私的利用するなどというのは、これが一度起きてしまったら、再発防止策策定がかなり難しくなる。警察のリスク管理見直しはどうするのだろうか。
しかも、暴行と脅迫の内容が、全く中学生みたいで、これで40歳というのはどういうことなのだと思わざるを得ない。このような人が公権力を行使する警察官なのは流石にまずい。
記事
個人情報保護の難しさ
交通違反切符交付…この行為を担当した警察官にさせないようにすることなどできるのだろうか…あるとすれば、まあ、指紋・虹彩・静脈その他の生体認証くらいか。ただし、それをするには予め運転免許交付時等に生体認証情報を登録する必要がある。それはそれで個人情報保護が難しいことになる。
今回の不祥事事件に対し、どのようなリスク管理をするのだろうか。
巡査部長のやったこと
具体的に描かれていないので実際に何をしたのか分からないのだが、「脅迫と暴行の疑い」ということから、交際を迫ったとか、その辺りだろうと考えられるのだが、何をどのように脅迫したのだろう。交通違反程度は大したことではないはずで、その内容をネタに脅迫するのは無理筋である。
女性の話
被害者の女性は、道警の調べを受けていたらしい。
女性は道警の調べに同容疑者を「知らない」と話していた。
この発言は少し分からない。ここで言う「知らない」は、脅迫を受ける以前には知らない人ということなのだろうか。脅迫受けて以降は、知らないわけがないはずなので。
元ネタ
…、と思ったら、この記事には、前提となる元記事があったのである。こちらの元記事の情報を知った上で、今回の記事を読むと、40歳犯人の精神的幼さが浮き彫りになる。
こちらには巡査部長のやったことが書かれている。
7月27日午後9時40分ごろ、北海道南部に住む30代の女性の自宅敷地内で、女性の肩を手でつかむなどの暴行を加えたうえ「大声を出すと殴る」などと言って脅迫した疑いが持たれています。
何やってんだか。中学生が好きな子の自宅を突き止めて、取り敢えず来てしまったみたいなことやってる。それで見つかったら慌てて脅迫するという。しかもこの一連の行為における暴行は、「女性の肩を手でつかむなど」であり、このような、ネット上に名前を晒されるようなことではない。警察が警察官の犯罪に厳しいことは良いことだが、さすがにこの程度で晒すかという気はする。脅迫内容が「大声を出すと殴る」であり、この点でも中学生かと言いたくなる内容。
犯人の思い
犯人が、たまたま交通違反切符を切る際に一目惚れし、この女性と交際したい、いや、それ以前に単純にもう一度会いたい、住んでいるところに行ってみたいと考えての犯行だった場合、「知らない」と本人の逮捕後とはいえ言われてしまうのは、精神的に落ち込むであろう。交通違反切符を切った際に、自分はその女性に惹かれたのに、相手の方は、そのことさえ記憶になく、「知らない人」で片付けられたのだから。この犯人、本当に中学生みたいな思考している。
個人情報保護
それにしても、個人情報保護というものの難しさを再認識させる事件である。
そもそも、暴行と脅迫が容疑なのだろうか?個人情報保護の観点からの容疑はないのか?