吉村大阪府知事が、大阪市の「GoToトラベル」の一時除外とするよう、国に求める方針だという。新型コロナウイルスの感染が拡大しているのは、大阪府全体というより、大阪市内だからという判断だからなのだろう。
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感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止する措置
今回、吉村大阪府知事が言及している見直しは、次の方針に基づいている。
「GoToキャンペーン」の運用の一部見直しを決定。トラベル事業では、感染拡大地域を目的地とする旅行の新規予約を一時停止する措置を導入した。国は都道府県知事の判断を受け、最終決定する方針を示している。
制度的には、知事の判断を受けて国が最終決定するというフローになっている。しかし、ここに、県内全てではなく、県内のある市のみといった特定の場所を指定して一時停止することは、制度が想定されていたであろうか。これをやってしまうと、非常に管理が難しくなる。
最終決定は国という定めが効いてくる
これが、微妙に効いてくる。国内の全体のコントロールを取るためには、最終決定は国が行うというのは、必要なプロセスであると言える。しかし、市のレベルでの、判断やコントロールを求められると、それだけで機能は疲弊する。
他知事が同様にこんなことをしてきたら
管理が疲弊・破綻してしまうことは、火を見るより明らか。吉村大阪府知事は、これについてどうするつもりだったのだろうか。というより、吉村大阪府知事は、政府に対しボールを投げつけた形になる。当然分かってやっている。らどうなるのだろうか。