コロナ対策に関する、東京・埼玉・千葉・神奈川1都3県からの年末年始に向けた共同メッセージ。合言葉は「ひきしめよう」として、広報しようとしているようだが、ここから、各都県は、コロナを本当に恐れていることが伺えるので、書いてみる。
東京都政策企画局Twitter
【お知らせ】東京・埼玉・千葉・神奈川1都3県からの共同メッセージです!
— 東京都政策企画局 (@tocho_seisaku) 2020年12月21日
年末年始は「ひきしめよう」を合言葉に感染予防を徹底するとともに、「おうち時間」を楽しみ、初詣など外出時は混雑を避け、みんなで穏やかな新年を迎えましょう! pic.twitter.com/ib8lG1Juqa
"ひきしめよう"?
まあ、また小池都知事の好きな語呂合わせ類かと思える。しかし、"ひきしめよう"には、フレーズにキレがない。凡庸でダラダラしたイメージ。6文字という、五七調の間の文字数であることも大きいし、「ひきしめよう」というひらがなの羅列は、意味の強さに比べると、視覚的に緊張感がない。とことんアピール性のないフレーズである。東京都が絡んでいるのに、らしくない。
個々の説明も、たとえば「ひ」について、
引き続き「テレワーク」「時差出勤」を!
というのは、長すぎる。覚えられない。そもそも「ひきしめよう」さえキャッチーさがなく覚えられない。
ワンフレーズが良いとは言わないが…
東京・埼玉・千葉・神奈川と、当事者が4都県あると、色々制約があるのだろうが、やはり言いやすさ、キャッチーさがないと、キャッチフレーズは意味がない。少しくらいなら、まだ許せるが、「ひきしめよう」は、酷すぎる。官僚主義の弊害か?それとも…
危機感
4都県合同でこのキャッチフレーズを共有して訴えるという事態は、それだけの危機感を持っているということかもしれない。