時々のこと

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新型コロナウイルスを考慮した全校集会反対意見〜暴力的手段でなければ意見を訴えられないこと


新型コロナウイルス禍での全校集会実施に反発して校舎のガラスを割った鳥取市立湖東中の教諭に戒告の処分としたというが、この教諭の主張にもスポットライトを当てるべきではないか。学校側が不合理なことを強引に進めていたのではないか否かという点を検証する必要はあるように考える。

記事

記事からわかること

記事からは、以下のことが分かる。

教諭は、前日及び当日、新型コロナウイルス禍での全校集会開催前に中止を教頭らに求めたが聞き入れられなかった。
このため、教諭は、集会に出ずに帰ろうとした。これにつき、教頭に説得されていた際に、職員玄関ドアのガラス1枚を素手で殴って割った。
学校側は体育館内の換気をし、生徒にマスク着用を徹底させ一定の間隔を空けて並ばせるなどの感染予防措置を取って、集会を開いた

集会の内容

記事には書かれていないが、本来、ここに注目すべきではないだろうか。夏休み前の注意事項を話す程度であれば、プリント配布、これも接触と認識するなら、メール等で同じ内容を通知すれば良いだけ。基本的に全校集会で伝えなければならないことで、重要性、緊急性の高いものは想像できない。また、儀式としての重要性も、卒業式と比べても低い。学校としては、なぜ体育館の開催にこだわったのか分からない。それこそ校庭で行うだけでも感染予防のリスク低下は見込める。なぜ学校は体育館での開催にこだわったのだろうか。このあたり書かれていないから分からない。

当日の天気

7月31日の鳥取の天気は、曇。雨は降っていない。当日の天候としては、校庭で開催できた。校庭で行うと、うるさいと近隣から苦情が出るのかもしれないが、感染予防という目的から、実施しても良かったのではないか。ただ、プリントやメール伝達で済むような内容ならば、騒音問題の方が上に来るかもしれない。

窓ガラスを割った点はダメ

もう、この行為が全て。それまでのやり取りはどうでも、窓ガラスを割った時点で教諭が悪くなる。ただし、この行為を行ったことで、この教諭の主張は、広く知られることになった。教頭は説得していたというが、全校集会を中止にすることなど全く考えていないだろう。そんな中、自分の主張を広げるためには、窓ガラスを割るという行為が、この教諭の思いつく最大の表現だったのかもしれない。

学校側が示すべきこと

学校側は、体育館内の換気をし、生徒にマスク着用を徹底させ一定の間隔を空けて並ばせるなどの感染予防措置を取ったと言う。しかしこれが、校庭で実施すること、メールやプリントで代替することと比較して、より良い選択と言えなければ、体育館での強行に対する説明にはならない。この問題は、暴力行為に出た教諭がいたという単純な話ではないのではないか。