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サガン鳥栖の社長交代と佐賀バルーナーズの社長交代


サガン鳥栖社長竹原稔氏の退任が、2021年2月5日に発表された。また、佐賀バルーナーズ竹原哲平氏の社長退任が、2021年6月22日に発表された。父子でプロスポーツチームの社長であったが、半年空けずに続いて退任することとなった。

毀誉褒貶

稔氏は、サガン鳥栖のJ1定着時の社長としての名誉は得たが、Cygamesに始まったスポンサー離脱によるダメージを生んだ不名誉も負うこととなった。哲平氏は、佐賀バルーナーズの初代社長とB 1最短昇格は逃したもののB2プレーオフ進出の実績は残したが、そもそも就任時に、サガン鳥栖、というより稔氏との関係が取り沙汰されたりと、なぜ哲平氏なのかが不透明なままの就任であった。どうしても、稔氏のサガン鳥栖からの退任とセットでの退任に見えるのは否めない。

2021年のサガン鳥栖

サガン鳥栖本体に目を向けると、育成重視の方針と、資金難とも方向性の合う若手の登用で、良い成績を残している。全所属選手の年俸合計が、トーレス1人に払っていた年俸よりはるかに少ないチームとは思えない状況。

リーグ戦は、9勝6分4敗の5位(6月25日現在)

ルヴァンカップ戦は、0勝1分5敗(同上)

露骨にリーグ戦に力を振っていて、ルヴァンカップには全く力を入れていないのが丸わかりな成績。加えてラフプレーも目立つ。完全に、若く実力の低いチームがリーグ残留のためにガツガツなりふり構わず行く戦術という印象。育成を重視してきたこれまでの取り組みは、偶々条件として上手くいったと言える。若手の少ないチャンスをなんとしてもものにしたいという姿勢をうまく利用していると言える。相手のチームのスタメン選手は、リーグ戦では、選手生命も考えてプレーするだろうから、がむしゃらに行けば、そこに付け入る隙はあろう。サガン鳥栖も、ルヴァンカップを捨てる工夫はしているが、それでもシーズンの最後まで、この若手の成り上がり意識を利用するだけでもつのかという気はする。なんというか、ハードな接触プレーの怪我や、オーバーワークによる怪我が心配。

サガン鳥栖快進撃への思い

シーズン開始前に退任が発表されたが、昨年13位と下位に沈んだサガン鳥栖が、開幕からずっと上位を維持するのを見て稔氏はどう思うのだろう。自らの施策が花開いた結果であると前向き要素のみで評価するのだろうか。この辺りの考え方にその人の姿勢が出るだろう。今あるのは俺のおかげというところまで考えているのか、壊滅的な戦力に対し、指揮官がうまくやってくれたおかげと思うか。大抵はこの両極端な考えの中間を取るのだろうが、稔氏は、どうだろうか。

佐賀バルーナーズの行方

その設立において、稔氏による哲平氏のための佐賀バルーナーズとも言えるが、地域スポーツとして根づき、今後も持続的にレベルアップしていく必要があるので、裏で何があったのかはわからないが、プレイヤーとサポーターは守らなければならない。