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人種差別発言は否定するが他者を侮蔑したことは否定しないフランスサッカー代表


サッカーフランス代表のデンベレ選手とグリーズマン選手の人種差別的発言動画問題。これ、人種差別的だから問題になっているのであって、単に他者を侮蔑する言葉だけであったらどうなのだろう。人種差別的言葉を使わなければ侮蔑して良いのか?

記事

「人種差別的」がキーワード

記事はどれも、人種差別、日本人差別、アジア人差別をキーワードとして問題視している。しかし、問題はそこなのであろうか。人種という集団を侮蔑することは、このように大きな問題になるが、個人攻撃的な侮蔑はこれほど問題にならないのではないか。

フランスのホテルだったら?

例えばこれがフランスのホテルでのできごとだったら、2人の代表選手は侮蔑的な言葉を発しなかっただろうか。欧米の他のホテルだったら?実際のところ検証しようがないのでなんとも言えないが、侮蔑発言をしたのが、日本人だから、アジア人だからなのか、要求した作業が出来ないからなのかでも状況は変わると考える。

動画撮影したこと

一番ダメなのは、この騒動を当事者の一人であるデンベレが動画撮影していること。人種差別的か否かを問わず、これはダメ。相手に対する侮蔑的行為に他ならないから。しかも仲間内で共有とか。

若者だから?

代表選手なので、その影響力や地位から考えて、若者だからでは済まされない。自覚が必要であり、そのようなものも込みで高額な収入を得ていると考えるべき。

タイミングから見てこれは爆弾

2019年夏の動画が今頃出てきたということは、デンベレが24歳であることからオリンピックフランス代表の座や夏の移籍事情等が絡んだもので、誰かが自分の利益のためにタイミングを見て投下したと。本当にこんな動画を撮るのは最悪であるし、自分達で撮って自分たちの首を絞めているのだから、どうしようもなく愚かな行為と言える。

デンベレの謝罪コメント

デンベレは声明で「最近、2019年のプライベートビデオがネットワーク上に出回っている」とした上で「舞台はたまたま日本だった。だが、地球上のどこで起きても同じ表現を使っていただろう。特定のコミュニティを標的にしたわけではない、私はプライベートで、友人と、相手がどこの国の人であろうと、このような表現を使うことがある」と釈明した。ゲキサカ

まあ、こう言うしかないだろうが、これは明らかに人種差別的発言ではないと言うだけで、個人に対する侮蔑発言であることは否定していない。「相手がどこの国の人であろうと、このような表現を使うことがある」というのが、人種差別には有効な言い訳であろうが、常習的に侮蔑発言を行う人間だと自分で言っているようなもので、これはこれで問題であるとすべきである。しかしこれが問題にならないところが、まあ、世界標準なのだなと。

サッカーダイジェスト 2021/7/8号 [雑誌]