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生徒の連帯責任なのか?秀岳館サッカー部のSNS謝罪動画の危うさ


秀岳館サッカー部の指導者による生徒暴行動画のSNS拡散について、秀岳館サッカー部がTwitterで謝罪動画を上げている。暴行自体は当然アウトだが、この謝罪動画が投稿されたままになっていることも秀岳館サッカー部というか秀岳館という高校がかなり危険な状況にあることを示している。謝罪動画投稿が生徒の独断であるならば、直ちに削除すべきであるのにしていないのだから。

学校という教育の場であるのに、どうしてこんなことになるのだろう。

生徒には連帯責任を強いる学校

今回の騒動は、暴行を働いた指導者と暴行を受けた生徒、撮影・投稿した生徒が当事者にあたる。しかし、謝罪動画では、指導者や校長といった学校側の人間は1人も出ていない一方で、生徒側はキャプテンを始め発言しない部員も含め11名が顔出しで登場している。何故発言しない部員まで顔出しで出るのか。全体責任の発想なのだろう。そして、問題を総括し、学校とサッカー部を代表する形でキャプテンが謝っている。この騒動は部員とキャプテンだけの問題なのか?秀岳館は、学校側に全く責任はないと考えているのか?なぜこの動画を秀岳館はそのままにするのか?指導者は暴行を加えることができるのに、生徒が顔出し謝罪動画を上げることを止められないのは何故なのか。

「監督に相談せず投稿したことを謝罪する動画」を監督は了承したのだろうか?

謝罪動画にて、暴行動画を監督に相談せずSNS上げてしまったと謝罪しているのであるから、逆にこの動画は少なくとも監督は了承していることになる。つまり、騒動の当事者の内で暴行された側のみが顔出しで謝罪し、キャプテンが騒動を総括するという動画を出すことを監督は了承していることになる。監督は、なぜ暴行した指導者も顔出しで謝罪させるとか、自分も顔出しして謝罪すると言わなかったのだろう。監督は、生徒のみが謝罪する動画を何故了承したのだろうか。

そうではなくて、この謝罪動画も生徒は監督の了承なしで上げたのだろうか。「監督の了承なしで指導者の暴行動画を上げたこと」を謝罪する動画を、監督の了承なしに上げることを生徒自身が決めたのだとしたら…

監督が了承していても、監督の了承を得ていなくても、どちらにしても秀岳館サッカー部の闇は深いことになる。

何度も練習した感じの謝罪動画

発言する者が一人一人前に出て、話していくスタイル。これ、既視感あると思ったら、卒業式における在校生の送る言葉。この動画を撮影するために何度も練習したのだろうなと思わせる。発言の原稿も誰かが推敲したのだろうし。ただ、「今話したことが全ての事実になります」というセリフは稚拙。話されたことは、あくまで生徒が今の段階での思いを述べたに過ぎないから。何となれば、暴行を受けた生徒の暴行された理由が客観的には意味不明。

寮の鍵が開かず感情的になり、コーチをバカにする発言をしたことが原因と言うのだが…どういうこと?鍵が開かないと、なぜコーチをバカにした発言をするの?そもそもこれが今回の騒動の根本に関わることであるのに、ここが理解できない。何故暴行を受けたかが合理的に説明できないのか、していないのかは分からないが、全ての事実を話していないことには変わりない。

暴行コーチをバカにする発言ができる生徒

そもそも論で言えば、あのような酷い暴行をするコーチをバカにするって、あり得ないと思う。あのコーチはこれまで一度もキレたことがなく温和で、初めて暴れた際に、たまたま撮影されたということ?それにしては躊躇いなく暴行しているように見えるが。

生徒の自治?

もし、生徒の謝罪動画投稿が、生徒の自治だから尊重するというのであれば、サッカー部の練習内容からチーム編成まで、部長、監督、コーチを含めた学校関係者は一切口をはさまず、全て任せるべきであろう。恐らくそんなことはなくて、この出来事に対して、学校は単にどうすれば良いか未だ分からずに時間だけが過ぎていたところに、「誰か」が生徒の謝罪動画を思いついて、学校の正式対応の前に出してしまったというのがありそうな原因。「誰か」が誰なのかで事態は大きく変わる。