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被告の利益にならない検察による判決公判3ヶ月延期


田口淳之介、小嶺麗奈両被告人に罪を問う検察側が、家宅捜索の証拠能力や取り調べに違法性がないかなどを検証するために、判決前日に期日が取り消され3ヶ月弱も延期されたという。これはヒドい。ただし、これは、単にヒドいということではなく、裁判という場で、検察側が公権力の側の非がないかを検証した、つまり非がある可能性を裁判の場で判決前に言及したことにもなる。まあ、テレビで問題の行為(逮捕の瞬間や部屋の動画のマスコミへの提供)の結果が、公共の電波に乗って放映されてしまったから、行為を隠しようがなかったというのが真相であるし、同じ行政側とはいえ、自組織ではないから検察も裏でなく表で対応していたのだろう。

記事

変なライバル心に被害を受ける検察と被告人

警察と厚労省関東信越厚生局麻薬取締部(麻取)との間にライバル心というかなんというかそういうのがあるということだが、公務員なのにそんなのあると害にしかならない。で、その害の最たるものが、このケースかと。検察が公判延期の矢面に立ってしまっているが、原因作ったのは麻取というのがポイント。ある意味検察は被害者という一面もあるのです。

判決前日に取り消し

それにしても、前日に判決日を取り消し3ヶ月後に延期したというのは、被告人にとってはトンデモナイ不利益である。しかもその理由が、被告人に全く非のない公権力側の不適切行為の検証というのがもう。精神的苦痛を味わったと言っても違和感ないレベル。

精神的・経済的苦痛による情状要求

弁護側は、結果的に公判が3カ月延期したことで精神的・経済的苦痛などを受けたとして、執行猶予の減刑などの情状を求めた。

もっともな話である。適正手続きを受ける権利はあるが、公権力側の適正手続きを公権力側自らで検証するためという、被告人にまったく利益のない理由で判決が遅れるというのは、なんともおかしな理屈である。

結末はというと…

結末というか、これから始まるのだが、刑事告発になったと。有名人2人に対するテレビにおけるセンセーショナルな効果を狙ったことが裏目に出て、刑事告発された麻取課長。こうなることが予想されれば、確かに検察も困っただろうが、それならばこそ余計に3ヶ月の判決延期は被告人にとって苦痛でしかない。田口淳之介、小嶺麗奈両被告人は容疑を争っていないからね。