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王妃とは別の「配偶者」という称号がタイには制度としてあることの現代性


制度としてのタイ国王の「配偶者」という称号があるらしい。

記事

「配偶者」が現代の制度であることの証拠1

「配偶者」の称号は、国王の権限で与えるものであり、剥奪することもできること。これは制度として定められているということ。しかしこれだけでは近代的な制度と変わらない。今回の剥奪においては、理由を詳細に述べているという点が現代的である。

現在の地位に満足せず、王妃のようにふるまった。国王や王妃に従わず、国王の命令だと偽って周囲に指示を出していた(NHKの記事一部引用)

国王の配偶者となるということは、1人の女性の人生を大きく変えることを意味する。これを国王の恣意のみで自由にできるというのは現代のタイの国民感情が許さないもしくは許さないと国として考えるであろう。故に国民が納得できる理由が必要となるのである。その真偽はともかく。

制度であることの証拠2

発表を受けて、タイの王室のウェブサイトからはシニーナートさんの経歴や写真が削除されています。

これは、タイ王室のウェブサイトに載ること削除されることが、国民への分かりやすい地位の明示になっている。パスポートのような身分保証的な意味も持つであろう。この辺りが制度としての「配偶者」である証拠となる。

記事の結びの記述の意味深さ

この記事では最後に以下のように書かれている。

タイで、国王の「高貴な配偶者」の称号が与えられたのはおよそ100年ぶりで、ことし8月には仲むつまじい2人の写真も公開されていただけに、わずか3か月足らずでの称号剥奪に驚きが広がっています。

過去100年与えられていなかった称号が例外的に与えられたにも関わらず、3か月足らずで剥奪されたということの異常性をサラリと書いている。このサラリ感が意図的で、"わずか3か月足らずでの称号剥奪に驚きが広がっています。"の文に書かれた意味の深さを見逃すようにさせる効果を持っている。

王室の一方的な見解

このニュースは、"驚きが広がっています"にどのような意味を込められたかが重要。実は…みたいな裏話が隠されているかもしれない。とはいえ、単にまとめの文として適当に置いただけで深い意味はない言葉の可能性もある。実はこの元配偶者は、政治的に利用されたとか、それどころか国王が単に飽きただけとかそういうこともありえなくはないと想像できてしまう。そういう意味を"驚きが広がっています"に見ることができる。ワチラロンコン国王と検索するだけでも色々出てくるところが、王室の公式発表だけでは真実が見えないということが分かり良い。