時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

【高校部活サッカー】高校部活サッカーの怪我と高校生活


怪我と言っても、手術、入院が必要なものから、数日〜1,2週間で練習復帰できるもの、騙し騙し練習を続けられる軽い捻挫、日常的なすり傷等、色々ある。怪我によってはプレイヤーとしての部活参加はできなくなる。部活に限らないが、中学も高校も3年しか…いや、実質2年半しかない。怪我は中学高校年代のサッカー取り組みに大きな影響を与える。

チームメイトの怪我

ポジションはうちの子と被らような被らないようなという感じの同級生が少し前、練習試合中に怪我をした。膝をやってしまい救急車までにはならなかったものの、親が車で迎えに来て病院へ。診断は重傷で入院することに。復帰は半年以上無理だということだったが、ようやく学校に来ることができるようになったらしい。

練習できないのに部活に顔を出すこと

学校に来られるようになったら、毎日部活に顔を出しているらしい。気持ちはわかる。分かるが、走れない、ボール蹴れない、つまりサッカーができないのだから勉強しなよと他人事ながら思う。もう一人もっと前から怪我で休んでいる子は普段の練習には来ないらしい。それで良いと思う。以前の話だが大きな怪我をした先輩も、少しだけ走れるようになったら、練習時は球出ししたり、練習試合ではサポートをしていたらしいが、松葉杖では来ていなかったようだ。

高校生活の目的

高校生活をサッカー中心で悔いのない様に過ごすことを目的とするのであれば、怪我で部活ができなくなるというのは制約にはなるが、その制約下で悔いなく部活動を過ごしたいというのであれば、怪我が治る前でも部に顔を出すのは良いと思う。しかし、高校生活で学業も重視しながらの場合は、バランスが必要になると思う。少なくとも親としては。

高校生は人生の選択のための時期

だから勉強もすべき。進学するならば、ボールを蹴れないならば、部活には来ないで勉強に専念すれば良いのに…と思ってしまう。でもできないのだよなぁ。人間関係のしがらみというよりそれを事前に回避しておこうという意識が、高校生にもちゃんとあるから。この辺りは日本人の真面目さというのもプラスされて、非合理的なことになっている様に感じる。

スポーツでは怪我は運の要素が強い

だから小学校、中学校、高校時代に怪我をするか否かは予測できない。しかし確率的には怪我を負う子は必ず出る。

うちの子のサッカー部では、年間で10人に1人くらい3ヶ月以上の長期離脱者が出ているように思う。1ヶ月程度ならば各人が順番に怪我をしているように見える。サッカーはコンタクトスポーツだから怪我は避けられないが、重症度は運。

合理性とは違うところに価値がある部活サッカー

朝元気に出かけて行って入院ということが確率的に発生する。それでも部活は休みたくないから、通学できるようになったら松葉杖でも部活に来て見学する。それで怪我の治りが遅くなることはあれど早くなることはないのに。合理性がないけれどこれが部活。少なくともうちの子の高校のサッカー部はプロを目指すどころか大学にサッカー部で行こうとするような子もいないので、競技サッカーは高校で終わりの子ばかりだと思う。ならば少しでもチームメイトと過ごしたいという気持ちも分かる。

うちの子は今のところ運良く重傷を避けて来ている

ただ、運ばかりとも言えないかもしれない。練習は手を抜かず真面目に行なっているようだが、その代わり本人にとって限界が来たと感じると小さな体調不良でも休む決断力?もあることから、無理をした結果の重症化は避けられていると思う。とはいえ無理をしなくても重傷を負うことはあるわけで、単に確率を下げているだけなのだろうけれど。ただこういうことが大切な気がする。怪我をするのが確率的なことであれば、怪我の確率を下げる要素を増やすことも有効であると。しかし確率的というのはやはり運なのだけれど。このままうちの子が大きな怪我なく高校サッカーを引退することを願う。