時々のこと

子どものサッカーについて。小学校から遂に高校までたどり着きました。その他時々のこととか。

「高知アニメクリエイターアワード」の賞金総額(確定)は分からないまま終了してしまった


「賞金総額最大3000万円」と特別大きなフォントで作品を募っていたのに、結局確定したはずの「最大」を外した「賞金総額」どころかグランプリ賞金さえホームページ公開されていない。高額賞金付きと想像させる公募で、こういうスタンスは良いのかなと思う。

やろうとしたことはアニメ業界にとって良いことのように思えたが…何かがまずかったのかな。いずれにせよ次回開催は無いかなという感じになっている。

アワードは終わる

結局「賞金総額最大3000万円」と銘打たれたアワードの「賞金総額」がいくらだったのか公式ページでは明かされずにアワードは終わった。

「賞金総額最大3000万円」という表現の不適切さについて書いた記事↓

「高知アニメクリエイターアワード」に非常にヤバい大人のやり口を見た

公式ページ

受賞作品発表ページを見てもグランプリ1名、準グランプリ2名、アニ魂賞2名、審査員特別賞10名の合計15名が発表されているが、各賞の賞金は明かされず。このアワードについて報道されたニュース記事の写真から辛うじてグランプリ300万円、準グランプリ200万円ということを知ることができた。公式ページには結局記載はないので。

応募作品数で各賞の賞金を決められるメリットは…主催者側にはある

今回は初めての開催であったため、どれだけの応募作があるか分からず、試行的に行ったからグランプリ賞金額を公開せずに始めたのでは無いかなと邪推する。応募作品数は122作品だったとのことなので、これが300作品、500作品とかだったらグランプリ賞金額がもっと上がったかもしれないと思ったりする。逆に応募作が多かったら準グランプリの賞金がグランプリの2/3などとはならずもっと少なかったかもと思ったりもする。

主催者は応募者をというかアニメ業界を下に見ていないか?

いずれにせよ、最初に各賞の賞金額を表に出さずに、しかも賞金総額ではなく賞金総額最大という枠でしか表に出さないアワードは応募者に対して失礼である。

高知から新しい才能を発掘・育成する事業、 「高知アニメクリエイターアワード」を実施します。 何かを表現したい熱い気持ちがあるクリエイターを応援します。

公式ページ記載

"新しい才能を発掘・育成する事業"として"熱い気持ちがあるクリエイター"からの応募を求めるのなら、ちゃんとグランプリなら賞金いくらなのか予め書かないとおかしい。高知県、高知市、南国市、洲崎市が後援してこれはやはり酷い。アニメーターの給与事情が厳しいと言われ続けている中でのこのアワードなのだからこそ、お金のことは「賞金総額最大」などと曖昧にせずキッチリ定義すべきだったし、発表の時こそ、各賞の賞金額を記載すべきだった。これでは、「3000万円」を最大のフォントで募集していたアワードの名折れ。

次回開催は

…あるのかな?次回があるならば、今度は「賞金総額最大〇〇〇万円」などではなく「賞金総額〇〇〇万円」か「グランプリ賞金〇〇万円」として欲しい。応募してくれるクリエイターに敬意を払わないとしても、立場としては対等であるということを示すためにも。

結局…

結局、賞金総額最大3000万円で公募された「高知アニメクリエイターアワード」の賞金総額はいくらだったのだろうか?