日本語と少年サッカー

広く日本語に関わることとサッカーについて

1人足りないから勝てた


8人制の少年サッカーで、弱いチームが1人メンバーが足りなかったのに勝った時の話。

いつもメンバーが足りなくて、下の学年の子を借りてなんとか戦ってきたが、そんな状態なので基本的には試合には負けていたチーム。うちの子の元々のチーム。
ある試合で、下の学年の子の試合とスケジュールが重なってしまい、メンバーを借りることができず1人足りない7人で試合することになった。
そうしたら、久しぶりの勝利を味わうことができた。

これはなぜだろうか。

勝負は時の運

勝敗はそもそも相手の実力や運にも左右されるので何とも言えないが、思ったことを。

一人当たりカバー範囲の考え方

チームのキーパー以外の7人で、上手な子4人、下手な子3人いたとする。
単純計算であるが、グラウンドを重複なしに担当するとしたら、グランド全体を100%として、人数の8(カバー範囲なのでキーパーも入れる)で割れば、1人12.5%の割り当てになる。
この時、上手な子への割り当ては、12.5%×4人なので、合計で50%となる。

一方、1人足りないチームでキーパーを除き上手な子4人、下手な子2人になったとする。
この場合、1人14.3%の割り当てになり、上手な子への割り当ては合計で57%となる。

つまり、1人少ない方が上手な子のカバーする割合が全体で7%ほど高くなる。

上手な子のカバー範囲

それで上手な子の負荷が過大になってはダメだが、上手な子一人あたりの負荷は14.3-12.5=1.8%増えるだけである。しかも今まで下手な子が守ってきた場所を上手い子が守るのであるから、プラスに働く可能性はある。

こんなの数字のごまかしだと言われるかもしれないが、数字でなく言葉で書くと、下手な子でも、他のチームメイトはその子がそこにいると認識するのでその子の守備範囲をいない時と同じようにカバーをすることはない。
しかもそのスペースに敵が入ってくると、下手な子はなすすべもなく、多くのケースでピンチになるが、その子がいなければ、上手な子が臨機応変にカバーできる可能性はある。

つまり、下手な子がいなければ、上手な子達がその範囲をカバーするので簡単には攻められない場所となりうる。しかし下手な子が守っていれば、上手な子はそこに、思い通りには入って行けないので敵にとって攻めやすい場所になる。

一人いない方が強い可能性はある

だから、8人が7人に減っても、上手な子の負荷は大きくは変わらず、それでいて上手な子のカバー範囲が多くなることがありうる。

だから、、、個人の能力差が大きいチームだと、1人足りない方が勝てるということがありうる。
というか、そういうのを見てきた。まあ、基本的には1人足りないとたいていの場合、負けるのだけれど。

直視したくない結論

だから、、、恐ろしいことだけれど、
「あいつのせいで負けた」
「あいつがいなければ勝てた」
というのは、真実なのかもしれない。

試合に出ることを目指す少年サッカーという題名を掲げるブログとしては、恐ろしい結論なのだけれど。