時々のこと

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フェアプレー宣言試合には、レッドカードよりダメなプレーが出てくるとは


2022年J1第28節では試合前に、差別、暴力・暴言を無くそうというフェアプレー宣言が、対戦チームの代表により行われた。チーム代表はキャプテンだからというのだろうが、まあ普段のピッチ上の行いから見て、不適切じゃないかなぁ〜という選手がいたり、宣言した選手が、まさにその試合でイエローカードもらったりと、何というか微妙な感じ。そして終わってみれば、本節は、レッドカードが3枚出る状況と決してフェアプレー宣言をした上での試合とは言い難い。それだけでなく、ある意味レッドカードよりフェアプレー的に、やっちゃダメだろというプレーが、福岡vs名古屋戦で起きた。

負傷者のために試合を止めてくれた相手の好意を踏みにじるシュート

名古屋陣内で、倒れていた福岡の選手がいたため、名古屋がボールを外に出しプレーを止める。福岡の選手が大丈夫であることの確認が取れたので、福岡のスローインになるが、プレーを止めてくれた名古屋のキーパーにボールを戻して再開かと思ったら、福岡の別の選手が走ってボールを奪い、パスを出し、それを受けた選手がシュートしてしまうという事態が発生。負傷時にボールを出してくれた相手にボールを返すのは、まさにフェアプレー精神から来るもの。だからルール上は得点であり、審判は認める以外何もできない。しかしこの暗黙のルールを破って得点につなげるのは奪った選手のフェアプレーの意識が疑われる。しかも、パスを受けて得点した選手は、よりによって、この一連の出来事のきっかけとなった倒れていた選手だったというのがなんとも。結局、試合中には異例の両チーム監督の話し合いが行われ、福岡が名古屋に1点献上することで決着。この手のプレーは、過去にもあるけれど、よりによってフェアプレー宣言をした試合で起こしちゃうかなと思う。

分からないでもない理由が…無理筋な気もするが、あるにはある

このプレーが起きる前に、似たようなシチュエーションがあった。福岡側のペナルティエリア外で、共に福岡のキーパーとフィールドプレイヤーが接触、2人とも倒れる状況が発生。この時は、同じチーム内の接触なので審判は試合を止めなかったし、名古屋の選手もプレーを続行し、キーパーのいない福岡のゴールにボールを入れ名古屋が得点している。キーパーが負傷していなくなったゴールに対してフェアプレー精神はないのかと言えなくもない。自分達の得点機会には、倒れている選手がいても無視するのに自陣ではフェアプレー精神みたいなことをするのは偽善ではないのかと言えなくはない。ただ、考え方を認めたとしても、完全にフェアプレーの精神に基づくだけのものをするかしないかと、慣習的に行われてきたものを守らないのは、その間に大きな壁がある。

赤黄カード乱舞のJ1第28節

フェアプレー宣言をした試合にレッドカードを出すのは恥ずかしいという感覚は、持たないのだろうな。そもそも、宣言では、差別、暴力・暴言を無くそうと言っており、フェアプレー精神に則った試合をするという宣言ではないのだから。

福岡vs名古屋

足の裏がスネに入るレッドカード。試合結果は、レッドを出した福岡が負け。

広島vs清水

ドグソ(決定的な得点機会の阻止)でレッドカード。試合結果は、レッドを出した広島が勝ち。

京都vs神戸

ドグソ(決定的な得点機会の阻止)でレッドカード。試合結果は、レッドを出した神戸が負け。

鹿島vs浦和

イエローカード4枚